禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

登坂

「禅と茶の集い」便り(410)

佐々木閑の宗教の本性も後半に入りました。 ※宗教の多様性を容認する 阿弥陀仏にすがることで「死んだあとは極楽浄土に行ける」と信じることができたとしたら,市の恐怖に打ち勝つことができるでしょう。 しかし科学を信じる現代,釈迦の教えに従ってゆっく…

「禅と茶の集い」便り(408)

1.輪読 佐々木閑の宗教の本性・・・ 死にゆく自分を支えるのは神か,仏か,自分自身か? 〇梵天勧請の真意 架空のエピソードでしょうが,天から梵天が降りてきて「あなたが見つけた薬はとても効能があるので,それをぜひとも多くの人々に広めてください。 …

「禅と茶の集い」便り(406)

1.輪読 宗教の本性(誰が私を救うのか)・・・佐々木閑 死にゆく自分を支えるのは神か,仏か,自分自身か? ※仏教は心の病院である 釈迦は「欲望こそが苦しみの原因である。 欲望にはどこまで行っても終わりがないのだから,求めれば求めるほど苦しみは増…

「禅と茶の集い」便り(402)

1.輪読 佐々木閑の死にゆく自分を支えるのは ー 神か,仏か,自分自身か? ※現代社会の宗教事情 ●「私たちは死んだらどうなるのですか」 「死にたくない私たちは,どうすれば死の苦しみから逃れられるのですか」 という疑問には何も答えてくれない ●便利で…

「禅と茶の集い」便り(396)

10/6 禅と茶のつどい報告 輪読は“宗教の本性”(佐々木閑 著) ●「釈迦の仏教に即効性はない」 ・自分の価値観を少しづつ変えていくために時間と体力が必要 ・死を目前の人には救いになりにくいが逆に阿弥陀信仰に救われる人もいる ●自死は悪ではない 自死は…

「禅と茶の集い」便り(391)

8/4禅と茶の集い報告 うっかりして報告を忘れていました。 輪読は宗教の本性 死にゆく自分を支えるのは神か,仏か,私自身か? ・人間至上主義的宗教は薬になりえるか ・科学は宗教ではない ・人間は宗教よりも科学を信じるようになった 第4週の太田先生の“…

「禅と茶の集い」便り(384)

週例会報告 6/2 禅と茶の集い報告 輪読は佐々木閑の「宗教の本性」の“国民主義とナチズム” 国民主義は限定された領域内(国家)に住む自分たちだけが他とは違う特別な存在と思っている。 ナチズム ドイツ民族は最も優れた民族で劣等な民族は滅ぶべきとユダヤ…

「禅と茶の集い」便り(377)

ジャイナ教や古代ギリシャのストア・キンク・エピクロス主義等どれも「神」の存在にはほとんど関心を示さずなんらかの法則が存在するという。 釈迦は「ある揺るものは常に移ろう」という縁起の法則を考えた。 ・苦しみの原因は欲望(煩悩)である。 ・ハラリ…

「禅と茶の集い」会長交代のお知らせ

昨年度末の総会で4月より登坂先生に会長職をご勇退いただき,引き続き会の顧問役としてご指導ご支援いただくこととなりました。 改めてですが「禅と茶の集い」は1977年に内田昭夫氏が初代会長として会が発足されました。 2年後の1979年からは登坂先生が2…

「禅と茶の集い」便り(375)

1/6 禅と茶の集い報告 「宗教の本性」の戒律とは何か ユダヤ教には600以上もの“してはならない”ことが定められているがキリスト教ではほとんどの決まりごとを捨ててしまった。 大切なことは戒律を守ることではなく進行の気持ちを強く持つことであるから。 仏…

「禅と茶の集い」便り(372)

輪読は昨年と同様二巡目の“宗教の本性” (佐々木閑) 小項目1.貨幣・帝国・宗教は虚構である。 みんなが信じない,共通意識が失われた途端消滅 虚構にこそ,人類が統一に向かった理由・・・・同じ世界観・価値観により協力が生まれた 小項目2.動植物を神…

「禅と茶の集い」便り(366)

“佐々木閑の宗教の本性”の輪読は終了したが,再度やった方が良いということで又始めました。 “はじめに”,,,,,人生の幸せとはなんなのか,,,一番根本の問題。 会長・・・幸福とは?生きがいとは?生まれてよかった,人生これで良し。 プロローグ,,,…

「禅と茶の集い」便り(365)

9/2 禅と茶の集い定例会報告 〇宗教教育の必要性 世界に存在する宗教がどんなことを説いているのかを俯瞰的に一種のカタログとして提示する。 カルトにも触れた方が良いーどういうものがカルトになるのか(登坂) 宗教の多様性を示し,どの宗教を生きる杖に…

「禅と茶の集い」便り(364)

8/26 禅と茶の集い定例会報告 〇胎内の王水に浮かんでいた赤ん坊の神経は大昔,海の中にいた時の神経と同様で誕生後陸上に上がったとき死滅していく。 陸上型の新しい神経ができてゆく。生まれて18か月後まで神経のネットワークが成立。その後強化,修正さ…

「禅と茶の集い」便り(363)

8/19 禅と茶の集い報告 輪読は佐々木静閑の「宗教の本性」 ※侮れない「イエスの方舟」 オーム真理教との最大の違いは「教祖の欲望」 小さな集団で,自分たちで稼いでシュアハウスのごとき集団生活では何等問題がないようです。 ※宗教は否応なく出会うもの 自…

「禅と茶の集い」便り(362)

8/5 禅と茶の集い報告 輪読は佐々木静閑の宗教の本性 項目は「良い宗教と悪い宗教」 信じなければ良かった。 心の平安を求めて入信したのに前よりももっと苦しい状況に陥ってしまった。 これが悪い宗教です。 高額なお布施を強要する宗教が悪になるのは,布…

「禅と茶の集い」便り(358)

7/1 佐々木静閑の宗教の本性(誰が私を救うのか) 仏教の修行プロセス 四諦の3つ目のプロセス 滅諦 雑念妄想 煩悩を自分の力で消し去ることができれば苦しみも消えるのがポイントと思われる。 しかし欲望を捨てることは難行である。 どうすれば良いか。。 …

「禅と茶の集い」便り(354)

輪読は「自分で自分を救う宗教」 「生き続けたいという本能」 「苦しみから逃れる二つの方法」 「仏教は心の病院である」の4項目。 要旨は阿弥陀仏にすがるか,現代では欲望を消す方向。 各自で対処の仕方を話し合う。 明日は6/4 禅体験会の準備について話…

第43回(2022年度) 坐禅体験会円了いたしました。

昨年度末より告知させていただいておりました「第43回 坐禅体験会」が本日滞りなく開催されました。 昨年度までとは開催方法を大きく変更し,土曜の明るい時間帯に単回開催として試行してみました。 その結果,昨年度大幅に上回る11名の参加者が集ってい…

「禅と茶の集い」便り (350)

今回の輪読は“現代社会の宗教事情” と “「不幸な幸せ者」の私達” 要約すると 現代に生きる私たちは,この世の幸福を存分に味わいながら「死にたくない」という思いをひきずりつつ死の深淵へと歩かされている「不幸な幸せ者」です。 嫌々向かうその死の深淵を…

「禅と茶の集い」便り (346)

輪読は佐々木閑の「神か仏か,私自身か?」 小タイトルは「信じるものは何でもいい」 日本を体表する物理学者の戸塚洋二さん(ニュートリノでノーベル物理学賞の小柴昌俊さんの 弟子)は科学と「釈迦の仏教」は非常に似たところがある-と理解されていた。 そ…

「禅と茶の集い」便り (341)

輪読は引き続き“死にゆく自分を支えるのは神か,仏か,私自身か?”佐々木閑 第三講イデオロギーというなの宗教の中の“神ではなく人間を信じる宗教” 人間至上主義の宗教を「自由主義的人間至上主義」「社会主義的・・・・」「進化論的・・・・」の3つの宗派…

「禅と茶の集い」便り(337)

輪読は佐々木閑の「神か仏か,私自身か?」 我々は資本主義,共産主義のイデオロギーという宗教にどっぷりつかっている。 共産主義は宗教を敵対視し社会変革をめざしてすべての国民を同じ方向に向かわせるためには,信ずるものは一つでなければならない。 ロ…

【音の目次】登坂英昭会長(禅茶な人々 その2) 

禅茶ラジオの目次の続編です。

「禅と茶の集い」便り(331)

18時より輪読 宗教の本性(誰が私をすくうのか) 「多神教から一神教の時代へ」 ユダヤ教→キリスト教→イスラム教(母胎となったもの) ユダヤ教の600以上のしてはならないこと・・・神にえこひいきしてもらうため キリスト教はユダヤ教の特殊な食事に関する…

「禅と茶の集い」便り(319)

8/6 禅と茶の集い報告 輪読は「坐禅のすすめ」お勧めの所を読む 1.禅と健康 体は約20兆の細胞から形成されている。しかもその全細胞は目的的に配列されて秩序整然と存在している。 【感想】腸内細菌の働きの不思議さ驚き 2.調息と数息観 正しい坐相で…

禅は心を琢磨する修行「禅と茶の集い」便り(315)

体験会参加者のため,“坐禅のすすめ”を輪読するも,新規参加者の来会なし。 それでもそのテキストをしばらく継続することにした。 “はじめに”の「天行健なり。君子自彊して息まず」が以下をめざしている。 禅は心を琢磨する修行であり,我見を洗い落とすこと…

第42回 坐禅体験会 第一講 報告

体験会の参加者は男性2名,女性2名の4人でした。 暴風のため京葉線が止まり,4人が不参加となりました。 会員は9名の参加でした。 第1回目は鈴木祥夫さんが担当で「禅とは何か」がテーマ。 アンパンマンのマーチ 何のために生まれて なにをして生きる…

禅茶な人々2(登坂会長)青は藍より出でて 藍より青く

禅茶ラジオ 禅茶な人々2 登坂会長 完結編が本日公開となりました。 禅茶ラジオの初企画「禅茶な人々」シリーズは太田先生を初ゲストに迎え収録をし始めたのですが,何せ太田先生は話が長い! とても5回では納まりきれないため,登坂会長が先に完結編の公開…

人生は矛盾で充ちている「禅と茶の集い」便り(311)

輪読は鈴木大拙の「仏教の大意」で「人生の日々は矛盾で充ちている」と言うところで大いに話し合う。 まず「性同一性障害に悩んでいた人も今まで閉じ込められた世界であったが,次第にオープンに行動できるようになった。 性にまつわることがタブーであった…