禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

禅茶図書室

禅の知恵に学ぶ NHKテレビ こころの時代

先週の日曜よりNHKのEテレ(元教育テレビ)のこころの時代で半年にわたり「禅の知恵に学ぶ」というシリーズが始まりました。 今回の講義は岐阜県にある臨済宗のお寺で別名、妙心寺の奥の院と言われる正眼寺での取材です。 正眼寺と言えば、太田先生の調…

「奈良、時の雫」ってご存知ですか?

私Yがこれまで一番繰返し見たお気に入りドラマとして「鹿男あおによし」という奈良を舞台にした面白いドラマがあります。 万城目学さんの原作も、相沢友子さんの脚本も大好きなのですが、当時話題となったのが奈良の映像とBGMの素晴らしさです。 こちら…

ブッダが職場の上司だったら

アメリカでは現在、特定の仏教団体には所属せずに、自由に個人が仏教を学び実践する流れがあるようです。それは仕事の後にナイトスタンドで仏典を読み、瞑想するもので「ナイトスタンド・ブッディスト」とも呼ばれ始めているそうです。 アメリカらしくとても…

『人生に信念はいらない』考える禅入門

2019年第一号の書籍紹介です。 昨年11月に円覚寺で開催された「禅をならう集い」で坐禅指導されていた細川晋輔和尚のデビュー作となる『人生に信念はいらない』考える禅入門 を読みました。 とても感動しました。ここのところ禅海一欄や観音経講話など固い書…

観音経講話

釈宗演一百年遠忌記念事業としていくつかの書籍が出ておりますが、最後にご紹介するのがこの『観音経講話』です。 このところ次々と読みたい書籍が出版されたり、図書館のリクエストがかなったりで嬉しい悲鳴なのですが、皆さんにご紹介するのは少しでも読み…

現代坐禅講義

平成28年3月から禅と茶の集い推奨図書として、会員みんなにご紹介している大切な書籍があります。 とても分厚い書籍なので輪読会のテキストにはしておりませんが、坐禅の話をしていると会員の中からたびたびこの本を読んだ感想が出てきますがこのブログで…

禅海一瀾講話 (岩波文庫)

『禅海一瀾』というのは円覚寺の今北洪川老師の書かれた名著ですが、1935年の初版の岩波文庫です。 1990年にリクエスト復刊されたのでまだ中古本は入手できるのですが、中身は旧字体だらけの漢字で溢れ、1ページ読むだけでも頭が痛くなるというものでした。 …

ブッタは、なぜ子を捨てたか

輪読会の次のテキストが決まりました。 2006年刊行の山折哲雄先生の書かれた『ブッタは、なぜ子を捨てたか』集英社新書です。 仏教についても多数の著作のある山折先生ですが、禅と茶の集いテキストとしては初めてだそうです。 禅宗だけでなく仏教全般という…

日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ

昭和から平成とドラマに映画にと活躍された樹木希林さんが先月15日にご逝去されました。 その遺作ともいうべき映画の原作が今回ご紹介する『日日是好日』です。 確か数年前に書店に平積みされているのを手に取りざぁーと店頭で流し読みしただけで購入せずに…

470年におよぶ信仰の歴史 世界遺産登録

2018年6月30日(土)、バーレーンで開催された世界遺産委員会において「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されることが決定されました。 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(日本語版) ご存知の通り、フランシスコザビエ…

臨済禅の源流 ビデオライブラリ

臨済禅の源流 -臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念- ちょっと遅れてですが(なぜ今頃??)平成28年に臨済義玄禅師1150年、ならびに平成29年に白隠慧鶴禅師の遠諱に併せ、『禅 今を生きる』をテーマに、臨済宗の歴史と教えを紹介するビデオがYOUTOBEに…

「釈宗演の人生を彩った人々」 ビデオライブラリ

現在、慶応大学で特別展示されている釈宗演老師ですが、ご出身地の高浜有線テレビが作成した紹介番組がありました。 昭和感満載ですが、30分ほどの番組なので気軽に視聴できると思います。 最後のテロップ「この番組は一部フィクションを交えて構成してい…

禅と生きる ―生活につながる思想と知恵 20のレッスン

昨年暮れに法話を伺いこのブログでもご紹介させていただき、その後も個人的に法事などでもお世話になったりしてご縁が続いている宇野和尚さんですがこっそりと書籍をだされていたのを見つけてしましました。 「禅と生きる ―生活につながる思想と知恵 20のレ…

あるあるで学ぶ 余裕がない時の心の整え方

2016年刊行なので少し以前の本なんですが、図書館でリクエストして借りて読んでみました。 精神科医である著者は30歳にして建長寺の修行道場に入られ、現在も僧侶と医師の二足のわらじを履いて衆生無辺誓願度を実践されている方です。 内容も実践的で読み…

FMラジオ 笑い飯 哲夫さんの仏教雑学

笑い飯 哲夫の仏教のラジオ番組が6月から放送スタートしておりました。 知らない方のために簡単に解説すると、漫才界でも有名な仏教マニアでもある 笑い飯(コンビ名)哲夫さんですが、仏教関連の本だけでも3冊上梓中。 まだ読んだことはないのに薦めるのも…

釈宗演老師のコミック「ZEN」発刊

先日、慶応義塾大学で開催される遠諱100年記念特別展のお知らせをさせていただいた円覚寺の釈宗演老師を主人公にしたコミックが発刊されました。 私は円覚寺の夏期講習会場で初めて見て、「これは凄い!」と即買いしました。価格は1200円です。 著者は、「リ…

佐々木閑教授の仏教講演会

最近見つけた講演で花園大学の佐々木教授の仏教講座がとてもわかりやすいのでこちらでも紹介しておきます。 教授はもともと京大工学部だったのですがそれから仏教哲学に転向されたという経歴の持ち主で科学的な視点というか、われわれ現代人がより共感しやす…

「禅の語録」導読

Eテレのこころの時代を時々見ているのですが、今までで何度も見返している番組の一つが「禅の語録を読む」小川隆先生の講義です。 小川先生は駒澤大学というから曹洞宗系の大学教授なのですが、中国語に堪能でいらっしゃり番組の中でも「麻三斤」の解釈など…

松風40周年記念号

巻頭言 禅と茶の集い40周年を迎え ・・・・・・登坂英明 特別掲載 昭和60年 松風 第7号巻頭言より ・会の歩みと私の願い 内田 ふき ・・・・・・・・P1 特別掲載 平成26年 第36回禅体験教室 講演録より ・禅と健康 ―心身の健康に基づく生き生きとした人…

禅と対話する

平成30年輪読会の次なるテキストが決定しております。 白田貴朗老師を聞く会が1998年11月30日に千葉大学けやき会館で開催した講演会の講演録「禅と対話する」です。 目次はありませんが、各章ごとのタイトルだけ拾い書きします。 「禅と対話する」…

両忘庵釈宗活老大師の『亀鑑』

平成30年の最初の輪読テキストは両忘庵釈宗活老大師の『亀鑑』となりました。 短い文章なのでここに掲載します。 「両忘庵釈宗活老大師の『亀鑑』 諸大徳此の事智にも属せず、不智のも属せず、仏に在って増さず、凡夫に在って滅せず、八解六通心地に印し、…

Samgha JAPAN vol27 特集 禅

現在輪読しています禅マインドビギナーズマインドの著者 鈴木俊隆老師が表紙となっているサンガジャパンの最新号の紹介です。 世界を魅了する修行の系譜「禅」が特集テーマです。 巻頭は藤田一照先生とアレボムッレ・スマナサーラさんの対談から始めります。…

日本宗教

同志社大学の人気講座が現在、ユーチューブでアップされております。 第7回の「禅とその文化」などつまみ食いならぬつまみ視聴していたのですが、とても内容が面白くわかりやすいためはまりまくって通勤途中に拝聴しまくっているところです。 タイトルは「…

輪読会テキスト一覧

平成28年 禅マインドビギナーズマインド 鈴木俊隆 サンガ新書 美しい日本の私 川端康成 角川ソフィア文庫 平成27年 日本人に宗教はいらない ネルケ無方 ベスト新書 平成26年 こんなに面白かった!「ニッポンの伝統芸能」 齋藤 隆 PHP文庫 平成25年 禅と茶道 …