禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

第39回禅体験教室(3) 「禅と茶の集い」だより(161)

ついに今年の禅体験教室も3講目を迎えました。
今日は、禅と茶というテーマで栗田和夫さんに話をしていただき、そのあとは、会場を茶室に移して実際にお茶を味わいました。
 
栗田さんは、実はこの禅体験教室の第一期生でいらして、ご自分の禅との出会いの出会いからお話が始まりました。
また茶道(ちゃどう)にもご興味を持たれ私生活で裏千家茶道に入門される一方で、仕事でも幕張海浜公園内にある美浜園の茶室、松籟亭の建設に関わったエピソードなどを聞かせてくれました。
 
講義では茶禅一味ということについて、次のような話をしてくれました。
1 日本古来「道」と称される行いに、剣道・柔道・弓道香道・書道などが茶の湯の世界も「茶道」として一翼を担っており、「道」とは人間形成の道なのである。
2 茶禅一味の本来の意とするところは「三昧」にある。
3 お茶のお点前での茶事修行として、「気続立て」という言葉がありますが、茶筅と自己が不二となり、自己が茶筅茶筅が自己か、という「忘筅」とも言われている。
 
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茶室では、栗田さんが亭主となり呈茶なさりながらより深くお茶についての話をしました。
今日の掛け軸は栗田さんが心酔されて止まない如々庵老師の揮毫の「一期一会」で、お菓子は山田屋まんじゅうでした。 
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最後に和室に再度戻り、25分の坐禅をして散会となりました。
体験教室は、来週が最終回となります。
来週23日は、「脳科学と禅」というテーマで、禅歴50年の現役の精神科医の話を聞くことができます。
 たぶん他のどんな会でも滅多に聞くことができない話になると思いますので。この会だけでもご参加ください。
 
それではまた来週お会いしましょう。お待ちしています。(Y)
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