禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

会員5名で白山道場と谷中ぶらり散歩

昨日(9/2)の土曜日に龍雲院白山道場で開催された「坐禅の集い」に「禅と茶の集い」会員5名で参加してきました。(ちょとややこしいですね。(^_^;)

奇しくも前回7月の円覚寺ツアーと同じ時間出発の総武線快速にのって東京の白山を目指します。
天気予報は雨のち晴れで行きの道中は結構な雨脚で午後の散策までに雨が止むのかやきもきいたしました。
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(晴れた日の白山道場)
 

白山道場に到着、それぞれ記帳し身支度を整えてから坐禅堂に入ります。
白山道場は初めてという方ばかりでしたので5人で簡単な堂内の作法を雲水さんにレクチャーいただきました。
同じ円覚寺系列でも警策の受け方や叉手当胸 の仕方など微妙な違いがあります。郷に入っては郷に従えでしっかりと作法に従って20分間づつ3回の坐禅しました。

10時半からは2階に会場を移して横田管長さまの提唱の時間です。
般若心経、坐禅和讃、延命十句観音経の読経をしますと途中より老師が入場されご本尊に向かって三拝されます。

本日の提唱は碧巌録第75則 『烏臼屈棒』 でしたが、最初に老師から登場人物とその背景についての説明がありました。
事前説明と横田管長の独特の節回しで、まるで講談を聞いているような提唱に酔いしれます。

私は前回の円覚寺でお聞きした盤珪禅師の提唱、白山道場の第73則に加えて3度目の提唱でしたがいつもながら情景が思い浮かび、心の底からぽわんと温かく有難い・・と思わずつぶやきそうになる提唱でした。
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そして坐禅の集い終了後に外に出ると予報通りに青空も見えるほど天気も回復。

近くのファミレスで、ゆったりと昼食をいただきながら5人それぞれの感想、意見交換をいたしました。
そしてここから山岡鉄舟ゆかりの全生庵めざして谷中まで散策です。
下町の風情がのころ千駄木を抜けて、谷中にはいると途端に観光客、外人さんが目につくようになります。

全生庵は残念ながら、施錠されており本堂を拝観ませんでした。
しかしお寺の裏手にまわり山岡鉄舟の墓参をさせていただきました。
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お墓の前での記念撮影ですが皆さんいい顔してますね。

つづいて人間禅の擇木道場も見学させていただき、そのまま谷中墓地を散策をしました。
最後の将軍としてしられる徳川吉宗と家族の神式の墓地を見学しました。
勝海舟だいすきなボランテイアさんの熱い講義を、炎天下のなか聞くこと40分、幕末の情景が浮かんでくるようでした。

そして谷中散策のしめに、寛永寺を参詣しそのまま鶯谷駅から帰路に向かいました。
とても充実した一日となりました。(Ym)