禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

調息山四合目 内言語法 2,3・・・「アー・ウーン法」、「オー・ンー法」

  ○手は法界定印。吸気は「アー」で両「雲門」に、呼気は「ウーン」で「赤丸」に繋意    

*吸気の時、舞台の緞帳が上がるような感じで、「アー」で両雲門に繋意します。坐禅の時の、胸郭の広がり方の基本をここで体得します。(⑧に示した組手による胸郭の感じとの違いを感じてみてください)    

*「アー」と吸気と両雲門の感覚、「ウーン」と呼気と赤丸の感覚とが一体になるようにしてください。    

*「ウーン」の時、両鼻孔からの風(空気の流れ)を水溝近辺に感じながら、赤丸に向かってゆっくりと、息を出していきます。

○吸気は「オー」で両「内迎香」に、呼気は「ンー」で「赤丸」に繋意
    
*吸気の時は、両鼻孔から両内迎香にかけての風(空気の流れ)を感じることによって、連想活動を遮断します。    

*呼気の時は、両鼻孔からの風(空気の流れ)を水溝近辺で感じながら、ゆっくりと赤丸に向かって息を出し、連想活動を遮断します。

*「オー」と吸気と両内迎香の感覚、「ンー」と呼気と赤丸の感覚とが一体になるようにします。    

*三合目・四合目での内言語法1・2・3の実習がある程度身に着けましたら、それぞれを1〜3回程度実施して先に進むとよいでしょう。このような方法は⑮で触れましたように、「欠気一息」の具体的方法として利用できます。しかも単なる深呼吸とは違って、次の段階 五合目への橋渡しとしての役割も果たしていることを、皆様ご自身の身体を通して実感できるでしょう。