禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

調息山六合目 重畳法 4、5・・・随息の後期 3

  ○呼気・吸気共に、「赤丸」と両膝頭を結んだ線とに繋意
  ○呼気・吸気共に、「赤丸」と両脛を結んだ線とに繋意

*両膝頭(両脛)の感覚を体得するのには、その部位に保冷剤を当てると冷気を通じて感じ易くなります。保冷剤を当てる方法は、以下の重畳法7,8,9でも利用できます。

*半跏趺坐のほうが結跏趺坐より左右均等感に欠けるので、難しいですが、ともかく稽古稽古。

*重畳法5の場合は、⑩の赤丸の処で述べましたように、「押し込む 赤丸」が適しています。

*五合目までが登頂のための準備運動で、六合目は登頂の為のベースキャンプといえます。とても重要なところで、随息の後期に相応しいと言えます。

*耕雲庵英山老師の「後期の数息観」は、これ以降のことです。ここに至れば、「安楽の法門」の入り口に至ったことになります。

*頂上までは指呼の間。速ければ30分、ゆっくり見ても3時間の実習で踏破できるでしょう。

*呼吸は、下半身まで自然と下がります。

*舌の位置は、両膝頭だと「レ」に近く、両脛だと「ロ」に近くなります。