禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

禅修行の階梯を考える(9)「禅と茶の集い」便り(193)

第4週の金曜日は6時から坐禅(一炷香約40分)をしてから、太田先生に『「調息山」登頂のためのガイドマップ』の講義をしていただきます。
今回は、最初に一合目から九合目までの、呼吸法と体性感覚を使った坐禅の仕方の復習をしました。

数息は一合目までで、二合目からは随息を使うなど、段々難易度が高くなり、今、私が目指しているのは、五合目で、吸気は水溝に気を置き、呼気は赤丸と他の部位に同時に繋意するものです。なかなかそこまで到達できません。

次に、前回の続き(テキストP22中段)でした。「感覚遮断と知覚遮断・連想遮断について」は、「無」に至る手っ取り早い方法が知覚遮断・連想遮断の技法だが感覚遮断ではないとの説明です。

「中核自己に備わっている3つの宝物」と『法句経』の「よくととのえし己」の関係は重要な点です。
質疑応答の時間も含めてあっという間に時間が過ぎてしまいました。
太田先生のこの講義を聞いてから、禅に関する本を読むとなるほどと思えるようになりました。
やはり、毎回休まずに講義を聞かないと、私みたいな生来物覚えの悪い、増して年寄りには理解不能です。できる限り出席していきたいと思います。
                                            担当 伊藤

5月第一週の金曜日4日は、休日のため会はお休みです。
第二週の金曜日11日は、午後7時から坐禅の後、懇親会です。
ご都合の良い方はご参加ください。
(奇数月の第二週金曜日は坐禅の後、懇親会を行います。)