禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」便り(195)

平成30年5月18日(金) 「禅と茶の集い」報告
第3金曜日は、6時から読書会、その後に呈茶、そして静坐です。

 読書会の時間となりましたが、会長が到着するのが遅れて「今日はどこからなのか?」誰も知らない、どこまで進んだのか、分からないという波乱含みの幕開けとなりました。
とりあえず、「禅と趣・遊びについて」のサブタイトルのあるところから、読み進めることとしました。

 読書会での個人的に感じたことを書きますが、聞き手の野沢先生の言われる「禅におけるユーモア」みたいなものという表現について、そして、そういうところに禅は他の宗教とは違うものを感じると言われておられます点について、その表現の中で、千利休一休さんなんかが出てくるのですが、ちょっと違和感を抱かざるを得ません。またそれに対して、白田先生は、生きることの趣、本当の人間として生きることの味わい、遊戯三昧といっておられますが、こういう野沢先生との一問一答としては、捉えかたの違い、また段差などがあって噛み合っていないという感想を持たざるを得ません。

 さてその後は、私、栗田がお点前を行いました。今日は、やはり季節ですよね、このところ気温も高く、炉点前から風呂点前となります。お菓子は、柏餅で季節的には、何とも言えないのですが、買う時の戸数の有りようを見て、買ってます。そして、お香もかぐわしく、茶花は、大野さん持参の白い雪割草をそえた自然・野にあるように、まさに趣です。

 本日の出席者は、新人の女性を交えて10名でした。
 その後は、静坐・一炷香を厳修し、終わりとなりました。

                                                                                             報告者:栗田