禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

明日から摂心 「禅と茶の集い」だより(79)

今日(2015年8月8日)は千葉の気温は38度という記録的な暑さでした。
会う人会う人と暑いですねえとお互いに声をかけてしまいます。
暑いと言っても涼しくはならないのですがそう言わずにはいられないほど暑いです。
 
今日は第1週なのでいつものとおり読者会からです。
ネルケ無法さんの「日本人に宗教は要らない」の続きです。
子育てに関しても日本と欧米では違いがあるようです。
 
日本人は親と子の間に境界線がないと書いたが、これはこれまで触れてきた「日本人の持っているつながっている感覚と関係している。
日本の親は、「わが子は自分とつながっていて、まるで自分の分身のような存在」だと思っている。だから自殺するときには、子供を連れて無理心中をしようとする親がいるのだろう。
欧米人にはそのような感覚はあまりない。
 
これについては、絶対的な神がいるキリスト教では「厳しい父なるもの」という感覚があることに対し、日本人の精神世界の中心には「優しいおかあさん」いるのではないかというのがネルケさんの分析です。
 
さて、次はお茶の時間です。
今日は、森本さんのお点前でした。
 
こんな日には、水茶にしないと季節感がなくなるということで、冷たいお茶を頂きました。
お菓子は楽花生もなかでした。
 
そのあとは、早めに坐禅に入りじっくり坐りました。
明日から、房総坐禅道場では摂心が始まります。
8日から15日まで、できるだけ道場で集中して坐禅に取り組み、入門している人は老師に参禅します。
 
気温が高いので作務(作業)が大変なことが予想されますが、各自できるだけ道場にいる時間を長くしようと工夫します。
 
夜7時半からは、老師の提唱(禅の話)もあります。
この時間だけ来ていただいてもかまいません。
ただし、7時前には来てください。
摂心中も道場への出入りは自由ですのでおいでください。
できれば事前にご連絡をいただけると助かります。
 
禅と茶の集いのメンバーも、摂心に参加する人が多いので来週はお休みです。
 
次回は2015年8月21日午後6時からです。お待ちしています。
 
義存 合掌