先週は、房総道場で摂心があったためお休みだったので今日(2015年12月4日)は2週間ぶりの会となりました。
6時から、川端康成の「美しい日本の私」の続きを輪読しました。
先月は、「サルトル」で、自分の苦悩の青春時代を思い出しながら番組を見ていました。
第1回は「ありのままの自己を見つめて」というテーマで放送されました(12月9日に再放送)がなかなか興味深い内容でした。
早速本屋に行ってテキストも購入しました(安くて助かります)。
諸国を放浪し、寺には属さずに生涯を乞食僧として過ごしたその生き方にあこがれます。
越後の名家に生まれながら出家の道を選んだというのは釈尊に通じるものを感じます。
「全国良寛会」まであるということですから、熱心なファンがたくさんいるのでしょう。
来週からも、「清貧に生きる」というテーマで話が続くようなので師走は良寛の詩歌にはまりそうです。
20年前とは一味違った見方ができるかどうかは、私がその間どんな人生を送ってきたかによるのだろうと思いますが、さて少しは進歩したのだろうか?
輪読のあとは、お茶の時間です。森本さんのお手前でおいしいお茶を頂きました。
お菓子は道友の小川さん手作りの「小豆いも羊かん」をいただきました。
お茶のあとは、一炷香(45分)の坐禅をして、すっかり冷たくなった風の中を心地よく歩いて帰りました。
どうぞおいでください。お待ちしています。
義存 合掌