11月6日の有楽町「禅をきく会」に引き続き、臨済会プレゼンツで「禅をならう集い」が本日(11/24)円覚寺で行われました。
※同時間帯に円覚寺の通常プログラム「土曜座禅会」も居士林で開催されていましたから円覚寺は100名以上の一般人が坐禅していたんですね。。。
禅をならう集いの方は80名定員で、12:30から初学者対象に坐禅の指導をしていただきました。
つづいて横田管長の「禅海一瀾」提唱です。
第15則「至誠」という大定番! 朗々とした老大師のお声が肚に響き渡ります。
私も少しづつ楽しみながら『禅海一瀾講話』を読み進めておりますが、唐から宋の時代の中国では仏教(禅)もインドからきた新興宗教で、当時の中国の方々からは警戒され、抵抗感あったのだなぁと改めて知った思いです。
当時の中国の孔孟思想、儒学と輸入されたばかりの仏教との融合を説かれたのが『禅海一瀾』であるならば、釈宗演老師によって儒仏だけではなく神道やキリスト教、イスラム教までも広げて、噛み砕きお話しされているのが『禅海一瀾講話』なんだろうなぁと思いました。
ならう会の方は、提唱の後に80人で坐禅を短めに二柱香させていただき、ほうじ茶と瓦せんべいの茶礼も取り行い、最後に細川和尚様よりご挨拶がなされて閉会となりました。
全部合わせるとゆうに3時間を超すプログラムでしたが、1000円と良心的な参加費で交通費を考えても、千葉の田舎からでも思わず申し込みしたくなる充実した内容でした。
このような場をご提供いただき本当にありがとうございました。
会場は撮影するのをはばかられたので、山門脇で目の合った、円覚寺の名物ねこ(しぃちゃん)のお写真を添えておきます。(Ym)