禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

禅修行の階梯を考える(19) 「禅と茶の集い」便り(234)

本日(2019/03/22)は今年度最後の太田ワークショップとなりました。

太田先生が「調身」「調息」を用いたストレスマネージメントを始められたのは1978年とお聞きしておますので、五月には太田メソッドが長い平成をまたぎ3元号に渡る40年間の集大成となる作品となろうとしています。

今回も一柱香の坐禅の後、ご持参にただいたお軸の解説から始めりました。

  「南泉斬猫」 書画、釈宗活老師
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猫を左手に持ち、右手に刃物を持たれた南泉和尚が描かれております。
南泉和尚は趙州禅師の師であり、賛にも触れられているそうです。

つづいて今年度最後のワークショップは「発声の修練」からおさらいが始まりました。
① 断の発声、③A 弱さ、悲しみの発声、③B ゆとり思いやりの発声 について一人づつ自分の名前を声に出しながら体のどこに繋意するか、手の形や舌の位置などのまとめフリップを参照しながら各自、声の出し方を修練していきます。

人によって①の発声が上手な人、③の発声が上手な人などおりますが、3つともにするすらできる方はなかなかおりません。
ちなみに② 風の感覚の発声 は次回までの宿題です。

後半は新しいテキストの主に「禅修行の場と日常生活の場」の図についての詳細な解説でした。毎回キーワードとなる「プラットホーム」そして今回は「半地下トンネル」について詳しい説明がなされ、初学者の私などは途中で頭がこんがりそうになってしまいました。

さて来週ですが、こちらも今年度の禅と茶の集いとなります。
金曜の3/29の午後6時から総会を開催し、今年度の振り返りと、次年度の計画を皆さんで話し合う機会となりそうです。
仕事の早いOさんからすでに仕上がっている総会資料を手渡しされましたので当日までに下読みしておこうと思います。

いつもであれば、禅と茶のご興味のある方大歓迎ですとお書きしてますが、次週は場合によっては坐禅なしとなるかもしれませんので、初めて参加される方はぜひ再来週の4/5(金)の新年度の集いから参加されることお勧めします。(Y)