禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

お茶に誘われ・・・「禅と茶の集い」便り(237)

平成31年4月19日
記録者・栗田和夫

1.はじめに

 いよいよ新学期が始まりました。
 私は、今日、朝5時起床です。そして7時には自宅を出まして、午前9時からの授業がありました。
 授業は、午前中に終えて、午後は、買い物をし、バタバタとお茶の準備をするという日程が前期の9月まで続く事になります。

2.読書の時間

 さて、今日は、会長が都合により、お休みとの事です。前回に引き続いて「ブッダは、なぜ子を捨てたか」の輪読をおこないましたが、読み進んだ項目は「選ばれた十大弟子」と「十人十色の後継者」、そして「二人の特別な弟子」についてを読みました。
 ここに示されている十人の弟子達は、どうもブッダが入滅後にまとめられもののようです。そして十大弟子の名前についてですが、個性的な人柄や才能を暗示する言葉が添えれているで、「智慧第一」とか「神通第一」など、まさに秀でた才能あるもの達が、ブッダのもとに自然と集まるようになったということです。しかし「そもそもブッダのような師の人格を、その通りに全面的に継承することができる弟子などはいない。」ということについてですが。はて?これは、もしかして、どこかでも当てはまるようことのようにも思われるのだが。「そもそも師の全体を継承することができない」のであるのならば、次第に当初のものとは、かけ離れたものとなっていくということも考えられるということです。

そして次の、「二人の特別な弟子」の項では、十大弟子の最後のほうに並んでいる二つの名前、「ラ―フラ・学習第一」と「アーナンダ・多聞第一」についてです。この二人の関係は特別なものだったのではないかということです。仏弟子の仲間では、いささか性格を異にしている。まさにラ―フラは、自らの子であり、アーナンダは、まさに25年のあいだ侍者としてブッダに仕えた弟子である。そしてこの2人については、もう少し別のニュアンスが含まれているのではないかと言う事で、今回は、終わりとなりました。次回が、楽しみなところです。

3.お点前

 読書会の次は、お茶の時間です。
 さて本日の「お茶菓子」は、時間があまりなかったこともあり、間に合わせ的なものになってしまったことをお詫びします。とは言っても、実は、私の大好物な饅頭で「吹雪まんじゅう」です。白い雪に包まれたような餡子たっぷりでボリュームのある饅頭です。一個だと、少し大きいかなと思い、半分に切ってみました。うん!!なかなか食い応えがありますよ。「うっまい!」
 そして本日用意した「茶掛け」は「松樹千年緑」です。
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この書は、コミュニティセンター備え付きの書で、今回、久しぶり使わせて頂きました。
 それから、茶花ですがまさに初夏を思わせる「シャガ」と「ヤマブキ」です。シャガは、この季節になると思いだします。禅の本部道場に良く咲き誇っていました。
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4.おわりに

 本日の参加者は、9名でした。いつものIさんは、今回は、教え子の元女子大生を「お茶を飲みに行こう。」と、誘って来られたとのことですが、それには私は「お茶には、間違いはないですけどね。」とお答えしておきました。
 来週は、第4週で恒例であります太田先生のワークショップがあります。
 皆様、お誘い合わせのうえご出席ください。
 という私は、来週は、千葉市体育協会の総会があり来られません。ところで、千葉市体育協会の名称が変わりました。来年の東京オリンピックを目前に「公益財団法人 千葉市スポーツ協会」となりました。      以上