禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

禅修行の階梯を考える(20) 「禅と茶の集い」便り(238)

10連休突入直前の4月26日、文字通り平成最後の禅と茶の集いが開催されました。

第4週なので太田先生のワークショップですが、坐禅一柱香の後は「生死一如」の捉え方からの説明から入ります。
そして本日の新教材は「裏表張り合わせた色紙4枚」を用いての「断」「風の感覚」「弱さ」「思いやり」をそれぞれ「黒」「白」「水色」「茶色」を使っての説明がなされました。
従来の修行法では「黒」を表す断の機能を体得するまでの期間がかかり過ぎて中途挫折したり、しないまでもその先の慈悲に対応する「弱さ」「思いやり」までなかなか修行が進みづらいと仰られます。

途中休憩の後に、新テキストの第1章「Ⅰ アントニオダマシオの概念を使って」から「Ⅱ アントニオダマシオの感情と情動について」を輪読しながら、太田先生の解説が加わりました。
改めて皆でダマシオ概念について読み返したわけですが、やはり太田先生の言わんとすることをしっかりと理解できていないことを私も痛感させられるわけです。
最後の質問タイムも大いに盛り上がり、館内に蛍の光が鳴り響く中大慌てで後始末をするほどでした。

次週金曜の5/3は祝日のためお休みです。
元号最初の禅と茶の集いは連休明けの5月10日(金)の19時からとなります。
令和初の集いは奇数月の第2週なので遅めの参集後に坐禅一柱香、そして和気あいあいと懇親会からスタートです!
最近、お若い方の見学参加もありますのでぜひ懇親会にもご参加いただきますようお願いします。(Y)