禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

禅修行の階梯を考える(22) 「禅と茶の集い」便り(251)

禅と茶の集いではかならず坐禅の際には白田貴郎先生ご揮毫の「文殊師利菩薩」の掛軸をかけて坐禅しております。
 
これまで40年以上毎週2回(火曜日:廻向会、金曜日:禅と茶の集い)は使用されてきたため表装の一部がはがれかけるなどかなり老朽化が進んでおりました。
今年3月の総会で軸装メンテナンスが提案され、廻向会のご理解ご協力もあり5月初めに表装屋さんに持ち込み補修をお願いしておりました。
 
それが仕上がり、ついに今日、お披露目となった次第です。
これまでは茶色の裏生地でしたが、今回は心機一転!紺色にし、軸先も黒に変更したためか一段ときりっとしまったお軸にリニューアル、会員からも禅と茶らしくなったと評判でした。

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さて7月も第4週なのでワークショップの週となります。太田先生は茶室の方で調息山のガイドマップに沿った坐禅工夫を個人指導され、他の会員は大和室で、紺色?の文殊菩薩に見守られながら一柱香の坐禅をいたしました。
 
その後、禅修行の階梯p10「中核自己に備わっている3つの宝物をもとめて」から講義が始めりました。
日常生活の場の住人である我々が、禅修行の場に行くためにはどうしても「地下トンネル」が大切になってくることの説明が繰返しなされます。
 
また今週はテキスト後半にあたる「Ⅱ 現代社会人のための禅修行階梯の前半の到着点」p43~72の冊子と、これまでのp1~42までの加筆修正のプリントが参加会員に配らました。
 
膨大な夏休みの宿題を前に配られた際、私は絶句してしまったのですが、帰り道に先生の荷物を駅までお持ちした所、私の指がちぎれそうな重さでビックリしました。
もちろん往路の方がもっとプリントはいってましたから重さがあるはずなので、思わず「太田先生、指大丈夫でしたか?」と尋ねるほどの重さでした。
 
コピーもご自分ですべて用意され、バスと電車で会場まで運んでこられるお手製の渾身をこめた貴重なテキストです。
皆で熟読し、太田先生から学べるものはしっかりと受け取るようしていきたいものです。
 
さて来週ですが8月2日(金)は第1週なので18時から5階和室で輪読会・呈茶・坐禅予定です。
どなた様も大歓迎ですので途中からでも遠慮なくご参加、お声かけください。(Y)
 
ちなみに8/16(金)は房総道場摂心のため休会となります。