禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

香りを楽しむ中国茶の世界「禅と茶の集い」便り(264)

今月も月半ば,いつもなら第3週は栗田さんが亭主でお茶係をしていただいておりますが,業務と重なり欠席となりました。

そこで先月の失敗を取り戻すべくYmが中国茶のご用意をさせていただきました。

 

もちろんお茶の前に「仏陀はなぜ子を捨てたのか」の輪読会です。

本日は「日本で生まれた大乗仏教」と「カミとホトケの集合」がメインテーマとなりました。 壮大なテーマですが,仏陀が開かれた仏教の教えの最終形態としての極東の島国での大乗思想が紹介されております。 また神仏習合本地垂迹説についても意見交換がなされました。

 

続いて呈茶の時間となりました。

まずは中国茶の種類として白茶,黄茶,緑茶,青茶,紅茶,黒茶と6つに分類され,「清香(ちんしゃん)」と言われる香りがとても魅力的なお茶であることなどのお話をさせていただきました。

 

実際の試飲は台湾土産としても有名な「陸羽」のティーバックを中心に青茶鉄観音」「水仙烏龍」と2019年新茶の緑茶「西湖龍井」の3種類を選びました。

 ※ちなみに「陸羽」というかたは中国では茶祖と呼ばれ「茶経」を書かれた方とされており,日本の茶聖と呼ばれる「利休」もこの音を取って名付けられたと個人的には思っております。

 

またお菓子は佐藤妙珠先生からお送りいただいた亀甲やの「二十世紀」という和菓子を皆さんで頂きました。

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中国茶のお茶請けにもドライフルーツは定番なのでぴったりのお菓子でした。

 

お茶のあとは,いつものように大和室に移って一柱香の坐禅をしっかりと行いました。 初めての?お茶係としては,皆さんの坐禅の邪魔にならないよう片づけに専念し,途中から合流して坐禅させていただきました。

 

来週は第4週なので18時から坐禅,その後は大人気の太田先生の坐禅ワークショップとなります。 初めての方も大歓迎ですのでご参集くださいませ。Ym