禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

円覚寺でマインドフルネス講座

このブログを書き始めてだいぶたちますが,今年に入ってからずーっと一番参照数の多い記事が昨年12月16日に投稿した「川野泰周さんのマインドフルネス」だったりします。

 

で,その川野和尚さまは円覚寺ではなくお隣の建長寺僧堂で修行された禅僧でかつ精神科医でいらっしゃるのですが,3月21日に円覚寺でも「マインドフルネス講座」を僧堂の雲水さん対象に講義されたそうです。

 

円覚寺の管長侍者日記より引用させていただくと・・・・

マインドフルネスというと、禅の専門家からは、安易な方法であって、本格的な修行にはとても及ばないなどとも言われることがあります。

しかし川野さんは、精神科医としての実体験から、生活のどん底にあったり、生きるのがやっとというような状態にある人にとっては、 今すぐにできる方法を教えてあげなければならないと思われたのです。

 

禅と茶の集いにもかなり精神的に追い込まれた方が見学されることあります。禅体験教室での短めの坐禅でも「10分以上動かないことは無理です」と言われた参加者の方もいらっしゃいました。

 

禅と茶の集いでは初心者歓迎とは言っておりますが,やはり45分の坐禅は体の柔らかい方や精神的にもかなり整った方でないと入門時点ではじかれてしまっているのではとも思いました。

 

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外出自粛が続くのは残念な反面,普段はなかなかゆとりがなくてできない坐禅やマインドフルネスに触れていただく好機とも言えると思います。

自宅で一人でもできるとはいえ,自己流では野狐禅になってしまいかねません。

川野和尚さんのマインドフルネス入門書として「プチ瞑想習慣」を自信をもってご紹介します。(Ym)