禅と茶の集い

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オンライン円覚寺 夏期講座「無門関 第41則 達磨安心」ご提唱

例年,6月に開催されております円覚寺夏期講座ですが新型肺炎への対応で今年の開催は見送りとなりました。

 

夏期講座を不案内の方も多いと思いますので簡単にご紹介しますと,昭和10年に始まり終戦の昭和20年に一回だけお休みとなりましたが今年で85回目を迎える由緒ある行事で、6月の土日を挟む4日間開催されております。 1日にお二方,各方面から特任講師を招聘され,管長さまのご提唱と併せて3講座,その3講座が4日間連続開催さえっるのですが,大方丈だけでは足らず,サテライト会場まで設置してここ最近は500人を超す聴衆の集まる大人気イベントでした。

 

私も一昨年,昨年と通わせていただきましたが今年は3密を避けるとのことで早くから中止が決まり残念なことと思っておりました。

その代わりと言っては余りある「一口法話」「盤珪禅師語録提唱」「オンライン坐禅会」「写経講座」と言ったコンテンツを次々とご提供いただき有難いと感謝申し上げていた次第です。

 

前投稿に詳しいのですが,特に「初めての坐禅」三部作には本当に感動しました。

有難さに思わず目頭が熱くなったほどで,今一度おさらいして明日のオンライン坐禅会に参加しなくてはと,今朝PCに向ったところまたまた驚かされました。

 

なんと!!

その夏期講座がオンラインで!!!

 

横田老師が円覚寺派管長に就任され,夏期講座を担当されてからちょうど10年がたち,毎年「無門関」を一日1話づつ4日間おはなしされるので昨年の最終日に40則が終わったところでしたが今朝,その続きとなる「41則 達磨安心」の提唱が思いがけず拝聴できました。

 

しかも例年の夏期講座では,横田管長が第一講を担当されることもあり,朝のお祈りや第2講,第3講の講師紹介も折り込みながらのお話となりますが,今年はご提唱がみっちりと56分です。

 

ぜひとも来年はオンラインでなく最後の48則までが,多くの聴衆の前で夏期講座が無事に開かれること祈念してやみません。(Ym)

 


【夏期講座 令和二年特別編】:「無門関 第四十一則」 臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師