禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

6月と言えば・・・

関東地方も昨日梅雨入りとなり,今日も雨が降ったりやんだりの空模様です。

先月は道路わきの街路樹でハナミズキ躑躅が目を楽しませてくれておりましが,6月に入るとアジサイですね。

 

鎌倉のアジサイ寺も有名ですが,久しぶりに以前このブログでもご紹介した保山さんの「奈良の時の雫」を見に行ってみました。

 


長弓寺の雨

 

雨って不思議ですよね。

雨さえなければ静止画か動画かわからないほどの静かな保山さんの撮影なんですけど,確実に時間だけが過ぎていっていること映像が物語ります。

 

雨だれ,雨粒,水面の波面などはよく目にしますが,一滴ごとにできる泡(あぶく)ができ,揺らぎパチンとはじける画は初めてみたような気さえします。

 

仏教では一人一人の命は水面に浮かぶ泡のような儚いものと例えられることありますが,改めてみるとあぶくも一つ一つが立派でまるで銀の玉のよう輝きがあり,生まれ方も消え方もスゥーっと自然ですね。

そしてロケ地の長弓寺の本堂は国宝であり,アジサイがとても良く似合います。

 

最後に蛇足ですが,マイ仏棚にもアジサイを・・・

左上の宝樹院さんのカレンダーは水繋がりの雲龍図で,右側にちらっと見えるのは最近仲間に加わった叔母お手製のお地蔵さん達です。

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