禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

禅修行の階梯を考える(30)「禅と茶の集い」便り(285)

今日8月1日は素晴らしい青空と照りつける太陽となりました。

この記事を書き始めた途端に窓の網戸にアブラゼミが飛んで来て,思いっきり鳴いたと思ったら,すぐに飛び去って行きました。

まるで「夏が来たよ」って告知してくれたようで,これぞまさしく「虫の知らせ」かと・・・。 - 閑話休題 -

さて昨夜は7月31日は第5週でしたが,第4週がお休みだったため太田先生のワークショップを一週繰り下げて行っていただきました。

 

5階から6階に会場を移しましたが,まぁ破れ障子に穴あき襖となんともみすぼらしい和室でちょっとビックリです。

 

しかし会場に私が遅れて参加するころにはすでに坐禅が始まっており,荒れ果てた貧乏寺の中で修行する雲水さんがそろっているかのようで,「これはいけない。自分も集中しなくては。」と慌てて足を組み始めました。

 

太田先生のガイドに従い,調息山ガイドマップの四合目あたりまで進んでいたようです。

途中で感想を聞かれましたがまだまだ先ほどまでの業務が頭一杯の私は「雑念だらけです」とお答えし,「それはここに来るまでの間歩きながら断して来なければいかんなぁ。」と言葉の警策を頂きました。

言われてみると「ああそうか!」と気づきはしますが,切り替え下手な私としては苦手な所です。

 

後半は第四章,「脳科学的根拠」についての講義でした。

第三章までの宗教や思想・哲学の語り口から,脳科学にがらっと変わるセクションでなかなか単語も耳慣れず,音読もつっかえながら皆で読み進みます。

「側頭連合野」「島皮質」「トリガー」といった解剖・生理学の医学用語が繋がると一般の方々には難解な内容となってしまいます。正確な根拠を表現する際の難しさですかね。。

 

あっと言う間にコロナ対応で繰り上げとなった定刻の20時を過ぎてしまいましたが,テキストはとりあえずp25までは読了できました。

 

7月31日,東京都でも日本全国でもコロナ新規発生者数の最多記録となり,感染拡大が止まらない日本列島であり,ついつい不平不満が出かかるのですがいけませんね。

何事も自分の心のとらえよう,6階和室も畳があるだけ有難いし,座布団が綿入りなのも今となっては珍しいことだと気づかされます。

何せこのごろは座布団があってもスポンジばかりで,とても坐禅の尻あてにはならないですからね。ありがたい。ありがたい。

 

次週は8月第1週ですので18時から,ありがたい6階和室で輪読,坐禅を行います。マスク着用の上,各自脱水対策にもご留意の上ご参加ください。

もちろん新規参加,見学なども大歓迎です!(Ym)

 

 

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