禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

2018-03-31から1日間の記事一覧

ワークショップ図表資料

補遺1・・・椅子による調息

*古来から調息の実習では、②の「数息」「随息」「止」の定義にもありますように、結跏趺坐又は半跏趺坐という坐法を前提にしています。ですから椅子による調息の指導書はないというのが実情です。 そこで参考までに私なりの考えを記しておきます。 *椅子に…

奥ノ院への道

*十合目の別峰で幸せ感・充足感をしばし味わっています。そのうち別峰の周りの景色を見る余裕が出てきた処で、どうも誰かがこの先を通ったかのような跡が微かにあるのが見えます。 訝りながら少し行ってみると、足元の古ぼけた石の道標に「奥ノ院への道」と…

「調息山」登頂のためのエピローグ(11)

現代社会において、「慎独」の方々の役割はいろいろあるかと思いますが、少なくとも次の二つが挙げられるでしょう。 第一は、中核自己に基づく「自己肯定力」の育成です。 人が生きていくためには、「いきがい」とか「自己充実感」はとても重要なものです。 …