禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

宝樹院

宝樹院だより(14)3度目のブッダガヤ報告

2/2から円覚寺管長の横田老師とともにインドの四大聖地巡礼ツアーに随行されていた宝樹院副住職の泰惇和尚さんが無事,帰国されました。 宝樹院でお預けした写経もしっかりとマハボディテンプルの僧侶の方へ手渡していただけたようです。 宝樹院ホームページ…

宝樹院だより(13)広島原爆被災に黙とう

今日は8月6日 78年前,第二次世界大戦終末期に広島に原爆投下されました。 世界で初となる都市への原爆投下,一瞬にして10万人を超す日本人が亡くなりました。 その後も35万人と言われる被災者たちは放射線による後遺症に悩まされ続け,そして多くの…

宝樹院だより(12)ほうろく灸と昏鍾坐禅会

昨年秋ごろからの加藤泰惇和尚さんと宝樹院で「ほうろく灸」イベントを企画してきましたがついに本日午後の昏鍾坐禅会の前に坐禅会メンバーを対象に試験開催されました。 本土寺で毎月,ほうろく灸イベントをされている鍼灸師の橋本先生にもご協力いただき,…

宝樹院だより(11) 延命十句観音経とインド巡礼報告

四月は第五週まで日曜日がありますので泰惇和尚さんの茶話会でした。 私のブッダガヤ巡礼のお話もおまけでさせていただくこととなり、ほうろく灸イベントの前に茶話会でも泰惇和尚さんとコラボさせてもらいました。 前半の泰惇和尚さんの延命十句観音経はい…

宝樹院だより(10)さざんかの会

今年2回目の宝樹院だよりは11月,さざんかの会をご紹介いたします。 昨年は休会でしたが今年もハープの金井さん,バイオリンの綾乃さんをお迎えして素敵な演奏会が開かれました。 坐禅会メンバーは午前6時から読経,坐禅,作務,粥坐をすべて終わらせ,…

宝樹院だより(9)坐禅会で唱えるお経

今年最初の宝樹院茶話会は1月30日に開催となりました。 通算で第6回目となる加藤泰惇副住職によるお話です。 今回のテーマはタイトルにあるように「坐禅会で唱えるお経」について丁寧な解説をしていただき質疑を合わせると1時間半にも及ぶ大茶話会?と…

宝樹院だより(8)3度目の茶話会「宝樹院の歴史」

第5週の宝樹院は泰惇副住職の茶話会が恒例です。 今年は2回目となりますが今回は改めて宝樹院の歴史についての講義がありました。 開創 文和2年9月(西暦1353年 室町時代) 山号 金嶺山 本像 地蔵菩薩 開山 夢窓国師 という由緒あるお寺で,1338年に臼井…

投稿した宝樹院クチコミが Google マップで人気だそうです。

先ほどグーグルさんからお手紙が届きました。 1年前に投稿させていただいた「宝樹院」のクチコミ閲覧回数が 1,000 回を超えました!とのことです。 ほんの二行程の記事なんですけど,そんなに多くの人が参考にしてくれたんですね。 嬉しいのでブログでもご…

禅茶ラジオ「お坊さんとトーク」第1弾 宝樹院 加藤泰惇和尚さん

ご好評?いただいている禅茶ラジオですが,「禅茶な人々」「禅プラクティス」に続いて新シリーズ「お坊さんとトーク」を始めてみました。 第一弾のゲストはこのブログでお馴染みの佐倉市にある宝樹院の副住職,加藤泰惇和尚さんです。 お坊さん嫌いの太田先…

宝樹院だより(7)新年度の坐禅会

半年ぶりの宝樹院だよりとなってしまいましたが,宝樹院坐禅会はもちろん休むことなく続いております。 それどころかホームページにはまだ告知されておりませんが,これまでお休みであった第5週も新しい試みが始めっております。 新命住職の泰惇和尚さんが…

宝樹院だより(6)第2週は昏鍾坐禅会

本日は午前に円覚寺の日曜説教を拝聴し,夕刻からは宝樹院の坐禅会に参加しました。 宝樹院は毎月第2週は昏鐘坐禅と言って18時からの開始となります。 私個人的にはこの昏鐘坐禅会が一番のお気に入りで夕方とは言っても薄暗がりの中で,特に本日などは小…

宝樹院だより(5)第3週は写経会です。

月の第3週は写経会が宝樹院では朝8時から行われております。 まずはご住職・副住職の読経から始まりです。 読経の際はマスクから,マウスシールドに付け替えて「開経偈,般若心経,延命十句観音経,四弘誓願」をお唱えします。 もちろん一般参加者はお経本…

宝樹院だより(4)禅とは平気で生きること

梅雨明けになんとか間に合った8月。 今日は第一日曜なので宝樹院さんで法話と坐禅会でした。 泰裕ご住職からの法話は「安心」について正岡子規の言葉をご紹介をいただきました。 「禅とは平気で死ぬことだと思っていたが,平気で生きることであった」(病床…

お寺の世襲制についての一考

ここ数年,自分の中でもお寺や僧侶観が違って来ておりこのボンヤリとした感覚をどう表現したらいいのか迷いながらいました。 一方で,早くこの思いを伝える言葉が見つかったらという気持ちも強くありました。 かなり勿体ぶった書き始めとなりましたが,5年…

お盆になると思い出す名作「沈黙 -サイレンス」

本日の宝樹院でのご法話の中に盂蘭盆会についてのお話がありました。 正しくは梵語で「ウランバーナ」とされ「逆さ吊りされた苦しみ」という意味があり、このような苦しみを取りのぞくためにお盆としてお寺で供養されるとのことです。 「逆さ吊り」と聞くと…

宝樹院だより(3)

佐倉の宝樹院坐禅会は第1週ですのでご住職の法話のある一番人気の坐禅会です。 まず坐禅会開始の冒頭にマスクの効用について「利他業に通づる」とお話がありました。 医療界においてもマスクは自分の感染予防にはあまり意味がないが,他人への飛沫予防には…

宝樹院だより(2)

佐倉の古刹,宝樹院の坐禅会に昨年の6月から参加させていただき,ちょうど1年が過ぎようとしております。 前回の「宝樹院だより1」を書いたのがほぼ2か月前。 それ以降も宝樹院さんではコロナ対策をしたうえで,毎週日曜の坐禅会を続けておられましたが,Y…

宝樹院だより(1)

禅と茶の集いはしばらく活動報告できないので,日頃お世話になっている宝樹院さんの坐禅会の様子などお伝えしていこうと「宝樹院だより」をお届けします。 4月8日がお釈迦様の生まれた日(降誕会)と言うことで,ご本尊である延命地蔵願王菩薩さまの前に甘…

臨済宗 宝樹院(佐倉市)のご紹介

年度末に当たり今回は個人的に,今年度一番お世話になり感謝している佐倉市の宝樹院(臨済宗妙心寺派)をご紹介させていただきます。 昨年7月14日に初めて宝樹院の坐禅会に参加させていただいたのですが,その日が円覚寺僧堂で長年修行され,インドの日本寺…