禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

宝樹院だより(3)

佐倉の宝樹院坐禅会は第1週ですのでご住職の法話のある一番人気の坐禅会です。

 

まず坐禅会開始の冒頭にマスクの効用について「利他業に通づる」とお話がありました。

医療界においてもマスクは自分の感染予防にはあまり意味がないが,他人への飛沫予防には大変効果があるとされておりとても納得のいくお話でした。

 

また「坐禅中に呼吸へ集中する際もマスクを着用しているとより意識しやすい」「マスクをして呼吸がしづらいなぁとマイナスに考えるのではなく,何事もプラスに捉えるよう努めましょう」という説明もございました。

 

読経,坐禅一炷に引く続き,希望者のみですが茶礼が行われました。

 

まだ以前のようなお抹茶で,参加者の近況報告など談笑しながらという形ではありませんが先月,収穫された梅のシロップ水を頂きながら茶礼の再開をみなで喜んだ次第です。

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帰り際に,本堂玄関脇の躑躅が植えられていたスペースが掘り起こされているのを不思議に思いご住職にお聞きしたところお盆に屋外にテント設置するとのことで密を防ぐためのコロナ対策の一環だと言うことでした。

宝樹院さんでも感染対策をしながらも,徐々に元の坐禅会の姿に近づけるようご尽力いただいていて有難いことと思いました。(Ym)