禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

2018-01-01から1年間の記事一覧

禅修行の階梯を考える(16) 「禅と茶の集い」便り(223)

いよいよ今年最後の禅と茶の集いとなりました。 個人的には公私ともども激動の一年ではありましたがなんとか禅をよすがにふらふらしながらも一本橋を落っこちずに渡れた気分です。 12/28は第四週、太田先生のワークショップです。 まずは一柱香の坐禅から開…

ごま団子と芋餅でゆるり「禅と茶の集い」便り(222)

記録者・栗田 1.はじめに 早いものです、もう師走です。私も、教員の一人ですけどね。 今日は、千葉市役所での定例の会議はなく直接、この会場にやってきました。 こういうのは、余裕があっていいですね。 ということで多少、師走といえども、ゆっくりあ…

忘年会「禅と茶の集い」便り(221)

事後報告となりますが、奇数月の第二週に懇親会を企画していましたが先月は会員のみなさんの予定が重なり12月に持ち越しとなり12/14に忘年会となったようです。 私も生憎、参加できず残念でした。

ブッダはなぜ子を捨てたか「禅と茶の集い」便り(220)

今回(7日)より、輪読は『ブッダはなぜ子を捨てたか』に入りました。 2005年より日本の死亡者数が出生者数を上まわった。 これから更に加速しそうである。 子どもから自由でありたいという若い世代の<子捨て>の思想又財政的に行きづまれば<親捨て>に行…

禅修行の階梯を考える(15) 「禅と茶の集い」便り(219)

今月は長く感じましたのは私だけでしょうか? 早々に11月の声を聴きながら、え!まだ11月なんだぁ~って思うのは生活が充実していたからでしょうか?それとも逆だったからでしょうか? と言うわけで普段は第4週なのですが、今月は第四金曜が祝日のため…

「禅をならう集い」のご報告

11月6日の有楽町「禅をきく会」に引き続き、臨済会プレゼンツで「禅をならう集い」が本日(11/24)円覚寺で行われました。 ※同時間帯に円覚寺の通常プログラム「土曜座禅会」も居士林で開催されていましたから円覚寺は100名以上の一般人が坐禅していたん…

東慶寺の特別展 釈宗演 墨蹟展

別投稿に詳しいのですが、本日、北鎌倉に参詣しました。 もちろんメインは円覚寺なのですが、折角北鎌倉に行くならばと釈宗演老師の墓参をしてまいりました。 JR横須賀線で北鎌倉を降りると、紅葉狩りの観光客がどっと円覚寺と東慶寺に繰り出します。 拝観…

戒のこころ「禅と茶の集い」便り(218)

記録者・栗田 1.はじめに 今週の土曜日より、房総禅道場で摂心会が開催されるため、昨日お茶の準備を一足先にしてきました。 私はこの年度初めに、終活の一環として、車を処分したため、道場までは、ほぼ1時間半を掛けて自転車で行っております。苦慮して…

観音経講話

釈宗演一百年遠忌記念事業としていくつかの書籍が出ておりますが、最後にご紹介するのがこの『観音経講話』です。 このところ次々と読みたい書籍が出版されたり、図書館のリクエストがかなったりで嬉しい悲鳴なのですが、皆さんにご紹介するのは少しでも読み…

第56回 禅をきく講演会

昭和41年から開催されている臨済会主催の「禅をきく講演会」に参加できましたので簡単にご報告いたします。 会場は有楽町よみうりホールで、日時が11月6日(火)17時30分~開演でした。 (講演自体は録画・録音禁止でしたので、開演前の法竹演奏している会場…

現代坐禅講義

平成28年3月から禅と茶の集い推奨図書として、会員みんなにご紹介している大切な書籍があります。 とても分厚い書籍なので輪読会のテキストにはしておりませんが、坐禅の話をしていると会員の中からたびたびこの本を読んだ感想が出てきますがこのブログで…

「禅と茶の集い」便り(217)次回より『ブッダは、なぜ子を捨てたか』

本日(2日)のお茶は、森本さんの亭主で、菓子は紅葉饅頭でした。 掛け軸は残念ながら読めませんでしたので、調べることにしました。 輪読は、今回で《禅と対話する》は終わりまして、次回より《ブッダは、なぜ子を捨てたか》に入ります。 次の会は奇数月の…

禅修行の階梯を考える(14) 「禅と茶の集い」便り(216)

あっという間に10月も第4週となりました。 私が少し遅れて参加するとすでに大広間では7名くらいに方々が坐禅中です。 足音を忍ばせて到着帳に記名していると太田先生も到着され、茶室の方に連行されます。 私を含め今日の個別面談&指導者は3名となり、お…

禅海一瀾講話 (岩波文庫)

『禅海一瀾』というのは円覚寺の今北洪川老師の書かれた名著ですが、1935年の初版の岩波文庫です。 1990年にリクエスト復刊されたのでまだ中古本は入手できるのですが、中身は旧字体だらけの漢字で溢れ、1ページ読むだけでも頭が痛くなるというものでした。 …

ブッタは、なぜ子を捨てたか

輪読会の次のテキストが決まりました。 2006年刊行の山折哲雄先生の書かれた『ブッタは、なぜ子を捨てたか』集英社新書です。 仏教についても多数の著作のある山折先生ですが、禅と茶の集いテキストとしては初めてだそうです。 禅宗だけでなく仏教全般という…

「禅と茶の集い」便り(215)自然と一体化する自己

早いもので10月も第3週ととなりました。 ここ数日、本格的な秋を思わせる気温となり、朝夕の冷え込みも感じられるようになってきております。 第3週なので輪読会からスタートです。 『禅と対話する』も大詰めとなり本日は「自然と一体化する自己」の項から読…

日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ

昭和から平成とドラマに映画にと活躍された樹木希林さんが先月15日にご逝去されました。 その遺作ともいうべき映画の原作が今回ご紹介する『日日是好日』です。 確か数年前に書店に平積みされているのを手に取りざぁーと店頭で流し読みしただけで購入せずに…

「禅と茶の集い」便り(214)現代において極楽を信じうるか

10月5日の禅と茶の集いの報告です。 輪読のテキストは『禅と対話する』で、小タイトルは『現代において極楽を信じうるか』でした。 末期がんに犯された東大の宗教学の岸本英夫は、 心から納得する道を歩みたいと打ち込んだ結果、<いま・ここ>を離れず吾我…

禅修行の階梯を考える(13) 「禅と茶の集い」便り(213)

ここ数日はぐーっと気温も下がり、秋らしくなってきました。 みなさんは季節の変わり目で体調崩していませんか? かくゆう私も着る服や布団のチョイスが間違っていたのかここ数日、風邪気味で鼻をぐずぐずしながらの参加となりました。 くしゃみや鼻水が出て…

アメリカからのお客様「禅と茶の集い」(212)

記録者・栗田 1.はじめに 第三金曜日は、読書会と呈茶があり、ブログも私が担当いたしております。 本日の例会を開催するにあたって、「外国人の女性が来てるよ!」との伝言が伝えられました。 さて、私の知る限りでは、外国の人が来られての読書会・呈茶…

名月を見る会「禅と茶の集い」便り(211)

9月14日(金)奇数月の第2週は7時から1炷香坐り、その後懇親会を行います。 今回の参加者は坐禅は9名、懇親会(今月のテーマは名月を見る会)は8名でした。 毎回恒例のジュリアンで世間話やら、人生論などで盛り上がり楽しく過ごしました。 次回の懇親会…

寺院仏教が問われているもの「禅と茶の集い」便り(210)

今日の輪読会は、「寺院仏教が問われているもの」を読んだ。 「若い人たちが自分の人生について、国の歴史について、学問について全然問題意識をもたず精神が退廃し新興宗教に狂わされている中で、寺院がただ葬式や法事だけをやってぬくぬくと生きているのは…

現代の子育て、教育について「禅と茶の集い」便り(209)

とても暑かった8月も今日で終わりです。 輪読会の読書スピードはメーターが上がっているようで今日は「寺院仏教が問われているもの」「禅の社会的責任」「大学も問われている」と三章を読み進めました。 読後は現在の子育てについて「ひきこもり」「ADHD…

禅修行の階梯を考える(12)「禅と茶の集い」便り(208)

スーパー猛暑はまだまだ続いておりますが、8月も第4週となり今日は太田先生のワークショップの日でした。 坐禅一柱香で始められましたが、三々五々にと会員が集まりワークショップが始まるころには10名となりました。 最初にテキストから離れて、耕雲庵老大…

久しぶりのニ柱香「禅と茶の集い」便り(207)

8月10日(金)第2週は7時から2炷香坐ります。 お盆休みが近くて忙しいせいか最初の参加者は4名でした。 2炷香目から2名増えて6名で坐りました。 私は1炷香目は雑念が次々と出てきて落ち着いて坐れませんでしたが 2炷香目はしっかり坐れました。 …

「禅と茶の集い」便り(206)

現在準備中です。

8月17日の禅と茶の集いはお休みとなります。

8月の週例会報告の掲載が滞っておりますが1週間を切りましたので事前にお知らせします。 次週、8月17日の禅と茶の集いは房総道場摂心会のためお休みとなります。 次回の禅と茶の集いは8月24日(金)18時から坐禅と太田先生のワークショップの予定です。 途中…

禅修行の階梯を考える(11)「禅と茶の集い」便り(205)

台風が近づく中、今月の太田ワークショップが開催されました。 別室での個別指導がなされる中、大座敷での坐禅会はしっかりと一柱香つづきます。 7時からのワークショップでは「禅修行の階梯を考える」p29から始まるⅧ「視覚の修練」を中心に講義が進みます。…

「禅と茶の集い」便り(204)

1.はじめに 今日は私がお茶の担当なのですが、定例である会議が午後6時近くまでかかってしまいました。いつもなら、約1時間ぐらいのお茶の準備の時間があるのですが、皆さんの読書時間に掛かってしまいました。 今回も「禅と対話する」を皆さんで読み進…

「禅と茶の集い」便り(203)会長の軒号授与記念暑気払い

7月13日(金) 奇数月の第2週は7時から1炷香坐って、懇親会となっています。 今回の懇親会は登坂会長が『人間禅』から軒号授与の祝賀会と、先月行われた禅体験教室の打ち上げを兼ねて恒例の会場で開かれました。 参加者は9名で内1名は今回の禅体験教…