禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」便り(214)現代において極楽を信じうるか

10月5日の禅と茶の集いの報告です。
 
輪読のテキストは『禅と対話する』で、小タイトルは『現代において極楽を信じうるか』でした。
 
末期がんに犯された東大の宗教学の岸本英夫は、
心から納得する道を歩みたいと打ち込んだ結果、<いま・ここ>を離れず吾我がというものを殺して、<いま>の中に永遠の真理の実相というものを見付ける以外に道はないという所へ至った。
 
次に『禅では自己はなくならない』で、無我というものについて、
実際に自己は無いんだということ?という問いに対して、
自己と自我は別です。
自我は修行によって脱落して本当の自己によみがえるということ。
 
参加者は7名で、茶席の菓子は道場の栗の甘煮でした。
今回も鈴木さんが、高価な線香をたててくれました。
私はまだまだ 酒 > 線香 の境涯、恥じ入ります。 
 
話題に出た『ホモサピエンス全史』という本を読んでみたいと思った。
 
眞浄
 
次週10/12の禅と茶の集いはコミュニティセンター祭りのためお休みです。
 
次回は再来週10/19の午後6時からとなりますのでお間違いなきよう。