禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

2018-01-01から1年間の記事一覧

降っても濡れない ー心を整えるー

以前にご紹介した花園大学の公開講座ですが、坐禅を始めたばかりの方やこれから学ぼうと思う方にぴったりの講義がありましたのでお知らせいたします。 もちろん4月5月の第1,2講もとても良い講義だと思いますが、この第3講は特別に良いですね。 何回も…

「禅と茶の集い」便り(202) 一滴の水にも命がある

6日(金)本日の「禅と茶の集い」には10人参加、来週は7時より一柱香その後懇親会です。 体験教室を終え久しぶりに「禅と対話する」の読書会。 小タイトルは、「一滴の水にも命がある」。 人間中心の世界観のヨーロッパに対し他の生物も人間と同じ重さの…

470年におよぶ信仰の歴史 世界遺産登録

2018年6月30日(土)、バーレーンで開催された世界遺産委員会において「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されることが決定されました。 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(日本語版) ご存知の通り、フランシスコザビエ…

臨済禅の源流 ビデオライブラリ

臨済禅の源流 -臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念- ちょっと遅れてですが(なぜ今頃??)平成28年に臨済義玄禅師1150年、ならびに平成29年に白隠慧鶴禅師の遠諱に併せ、『禅 今を生きる』をテーマに、臨済宗の歴史と教えを紹介するビデオがYOUTOBEに…

脳科学と禅2018年バージョン「禅と茶の集い」便り(201)

6月なのに連日の真夏日、とうとう今日は梅雨明け宣言が出てしまいました。 先週まで第40回の禅体験教室でしたが、今回からは通常通り・・・と思いましたが太田先生のご厚意により初学者向きに「脳科学と禅 2018年バージョン」特別講義と企画しました。 その…

「禅と茶の集い」便り(200) 禅と剣道 坐禅体験教室4

本日(22日)は『禅と茶のつどい』主催の『第40回禅体験教室(全4回)』の4日目で、参加者は22名でした。 初日は参加人数が少なめで、スタッフは行方を心配していましたが、回を追うごとに増えてきて安心していました。 今回のテーマは『禅と剣道』…

「釈宗演の人生を彩った人々」 ビデオライブラリ

現在、慶応大学で特別展示されている釈宗演老師ですが、ご出身地の高浜有線テレビが作成した紹介番組がありました。 昭和感満載ですが、30分ほどの番組なので気軽に視聴できると思います。 最後のテロップ「この番組は一部フィクションを交えて構成してい…

禅と生きる ―生活につながる思想と知恵 20のレッスン

昨年暮れに法話を伺いこのブログでもご紹介させていただき、その後も個人的に法事などでもお世話になったりしてご縁が続いている宇野和尚さんですがこっそりと書籍をだされていたのを見つけてしましました。 「禅と生きる ―生活につながる思想と知恵 20のレ…

第40回禅体験教室「禅と茶道」(第3回)の報告

第40回禅体験教室「禅と茶道」(第3回)の報告 報告者:栗田 和夫 1.はじめに 私にとって、禅との出会いは、1978(昭和53)年、まさにこの「第1回禅入門講座」が開催されてからであり、今年で40年を迎える年となります。お茶は、1984(昭和59)年より裏千…

あるあるで学ぶ 余裕がない時の心の整え方

2016年刊行なので少し以前の本なんですが、図書館でリクエストして借りて読んでみました。 精神科医である著者は30歳にして建長寺の修行道場に入られ、現在も僧侶と医師の二足のわらじを履いて衆生無辺誓願度を実践されている方です。 内容も実践的で読み…

大賀ハスまつり

今年もハスの咲く時節となりました。 仏教に興味のない時はまるで関心なかったんですが、昨年、仕事帰りにふと千葉公園に立ち寄ったのがこの時期で夕方でしたので咲いているハスが少なく残念でした。 週末をまって今度は午前中に出かけましたが、これも今一…

FMラジオ 笑い飯 哲夫さんの仏教雑学

笑い飯 哲夫の仏教のラジオ番組が6月から放送スタートしておりました。 知らない方のために簡単に解説すると、漫才界でも有名な仏教マニアでもある 笑い飯(コンビ名)哲夫さんですが、仏教関連の本だけでも3冊上梓中。 まだ読んだことはないのに薦めるのも…

「禅と茶の集い」便り(198) 禅体験教室2「坐禅と呼吸」

今月は毎年恒例の禅体験教室で、6月8日第2回は「坐禅と呼吸」。 講師は理学療法士のYさんが担当でした。 前回(6月1日)の「禅とは・坐禅の仕方」では姿勢と坐り方についての話でしたが、今回は普段の呼吸と坐禅の呼吸の違いを、実際に体験して覚えることで…

「禅と茶の集い」便り(197) 禅体験教室1 一行三昧

6月1日、禅体験教室、第1回を開催 一行三昧の説明に睡眠の例を用いて説明した。 眠れない時、雑念の悪循環に陥る。 坐禅により副交感神経を高め雑念を出にくくし、睡眠に集中させる。 一番の睡眠薬と思い実行している人もいる。 その後、坐禅の仕方の説明…

白隠さんの会 講演会 参加記

本日(6/9 土)大手町の日経カンファレンスルームで「白隠さんの会」発足記念講演会が開催されました。 早めに着きすぎたので、会場確認した後に皇居散歩をしてから再度会場を訪れると禅と茶メンバーのHさんもいらして、二人並んで講演会を聞いてきました。…

円覚寺夏期講座 参加記

まだまだ円覚寺詣でがつづいておりますYです。 昨年5月は3日間の合宿座禅会参加したのですが、今年4日間の夏期講座に挑戦してみました。 毎朝4時起きで、始発のモノレール、横須賀線にのって北鎌倉まで通学?しました。 今年で83回ということで戦前よ…

釈宗演老師のコミック「ZEN」発刊

先日、慶応義塾大学で開催される遠諱100年記念特別展のお知らせをさせていただいた円覚寺の釈宗演老師を主人公にしたコミックが発刊されました。 私は円覚寺の夏期講習会場で初めて見て、「これは凄い!」と即買いしました。価格は1200円です。 著者は、「リ…

禅修行の階梯を考える(10)「禅と茶の集い」便り(196)

ご報告が遅れてしまいましたが先月の第4週太田ワークショップの模様をお伝えします。 いつものように別室では太田先生の登頂山ガイドマップの個別指導がなされて何人もの方が連れ出されて?しまい、本会場が寂しくなったと思いきや続々と後続参加者が来室さ…

過去ログ登録のお知らせです。

このブログを開設する際に過去の定例会記事を100回目(2016年2月5日)からの分も遡って掲載してみました。 しかし考えてみれば第1回~99回までは未掲載というのも勿体ないので、義存さんの力作報告を自分の勉強もかねて少しづつアップロードします。 書庫の…

花園大学公開講座

横田南嶺老師が総長される花園大学の公開講座「禅とこころ」がユーチューブにアップロードされておりました。 個人的に京都まで行きたいと思っていたほど聞きたかった講義なので、公開アップロードしてくださった花園大学さま大感謝です。 これからゆっくり…

「禅と茶の集い」便り(195)

平成30年5月18日(金) 「禅と茶の集い」報告第3金曜日は、6時から読書会、その後に呈茶、そして静坐です。 読書会の時間となりましたが、会長が到着するのが遅れて「今日はどこからなのか?」誰も知らない、どこまで進んだのか、分からないという波…

「禅と茶の集い」便り(194)

奇数月第2週は懇親会です。 7時から参加者は7名で坐禅一柱香(約45分)をしたのち、全員で会場をジュリアンに移していつものように和気あいあいと大いに飲み食べ、歌いました。 はじめて参加して下さった20代のTさんなどは、皆の健啖ぶりに驚かれてい…

釈宗演遠諱100年記念特別展

来月6月4日から慶應義塾大学にて釈宗演遠諱100年記念特別展が開催されます。 www.art-c.keio.ac.jp メインタイトルは「釈宗演と近代日本」 サブタイトル「-若き禅僧、世界を駆ける-」です。 坐禅のワークショップなど関連イベントもあり無料ですのでお近く…

禅修行の階梯を考える(9)「禅と茶の集い」便り(193)

第4週の金曜日は6時から坐禅(一炷香約40分)をしてから、太田先生に『「調息山」登頂のためのガイドマップ』の講義をしていただきます。 今回は、最初に一合目から九合目までの、呼吸法と体性感覚を使った坐禅の仕方の復習をしました。 数息は一合目まで…

第40回 禅体験教室のご案内

「禅と茶の集い」では、下記の日程で初心者のための「禅体験教室」を開催します。一日だけの参加でも結構ですので皆様お誘いあわせのうえ、ご参加ください。 記 1 平成30年6月1日~6月22日 毎週金曜日 午後6時30分~ 全4回 2 会場 千葉市中央コ…

「禅と茶の集い」便り(192)

日時:平成30年4月20日金曜17:00~20:45 1.はじめに 第3金曜日は、毎回、栗田がお茶当番と言う事で対応しております。 今日は、私から少し、禅と茶の集いの全体的な流れなどの話を交えてご紹介して見たいと思います。 2.お茶の準備 まず、お茶の準備は…

「禅と茶の集い」便り(191)

偶数月の第二週は7時スタートです。坐禅を2柱香するのですが、間に6月開催予定の禅体験教室の企画の相談や坐骨体操も行いました。 次週は第3週、栗田さんのお点前でお抹茶をいただきながらの輪読会予定です。もちろん坐禅も行いますので初めての方もどうぞ…

ワークショップ図表資料

補遺1・・・椅子による調息

*古来から調息の実習では、②の「数息」「随息」「止」の定義にもありますように、結跏趺坐又は半跏趺坐という坐法を前提にしています。ですから椅子による調息の指導書はないというのが実情です。 そこで参考までに私なりの考えを記しておきます。 *椅子に…

奥ノ院への道

*十合目の別峰で幸せ感・充足感をしばし味わっています。そのうち別峰の周りの景色を見る余裕が出てきた処で、どうも誰かがこの先を通ったかのような跡が微かにあるのが見えます。 訝りながら少し行ってみると、足元の古ぼけた石の道標に「奥ノ院への道」と…