禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」便り(192)

日時:平成30年4月20日金曜17:00~20:45

1.はじめに
 第3金曜日は、毎回、栗田がお茶当番と言う事で対応しております。
 今日は、私から少し、禅と茶の集いの全体的な流れなどの話を交えてご紹介して見たいと思います。

2.お茶の準備
 まず、お茶の準備は、午後5時から行っておりますが、丁度この日は、幸いにも私にとっては、午後3時半から千葉の親子三代夏祭り委員会の定例会議が行われています。
 この会議の進行は、委員長である私が行っており、午後5時前には、決まって終わることにしております。
 お茶の道具の主なものは全て、コミュニティセンターからの借り物です。
 初めに、茶室の掃き掃除を行います。今月4月までは炉点前ですの炉縁をセットし、早めに、お湯を沸かすようにします。水は、私の団地の井戸水を汲んできたものを沸かして使うようにしてます。
 次に、お茶こし器を使って必要な分だけの量をなつめに入れます。抹茶は、いつも私がつかっている安いものですが、宇治香園の「鶴聖」です。
お菓子は、楽しみの一つですが、今日は、「きんつば」を用意いたしました。粒あんを使った和菓子ですが、古くは、京都では「ぎんつば」と呼ばれていたようです。その意味は、「銀(ぎん)・鍔(つば)」つまり、京都では、刀の鍔の形状をしていたので、そのように呼ばれていたようです。それが江戸に来て、形が四角くになり、銀では無く、金という呼び方に変え、「金(きん)・鍔(つば)」と呼ばれるようになったと一説では言われております。

3.読書会
準備が大方終わるころには、会員の方々が三々五々見えられ、丁度6時から、読書会となります。
 「禅と対話する」の輪読を行っておりますが、これは「白田貴郎老師に聞く会」と題して、千葉大学大学院社会文化科学研究科が主催し、平成11年11月に対談形式で行われたものです。今日、読まれたところの感想では、対話は噛み合っていないんじゃないかと言う事でした。
 輪読が終わり、お茶のお点前に入る前に、私から、6月に定期的に開催している「禅体験教室」の事について、お話をさせて頂きました。
 講師についてですが、第40回となる節目として、どうするか議論が交わされました。
 とりあえずは、内容や役職などについて、一部保留としましたが、次の呈茶の時間へと移りました。

4.おわりに
最後になりますが、今日は、禅もお茶も始めてという新人の女性を含めた、12名の参加者でした。
写真を取るのを忘れてしまい、ご紹介できないので申し訳なく思っておりますが、本日の茶花は「竹とタケノコそしてつつじ」まさに新緑深まる時節の隆々しきものでした。
その後は、一炷香の静坐を全員で行い、散会と致しました。

来週は、第4週で恒例となっております、精神科医師の太田東吾先生によるワークショップです。
          以上
 (記録者:栗田)