禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

宝樹院だより(1)

禅と茶の集いはしばらく活動報告できないので,日頃お世話になっている宝樹院さんの坐禅会の様子などお伝えしていこうと「宝樹院だより」をお届けします。

 

4月8日がお釈迦様の生まれた日(降誕会)と言うことで,ご本尊である延命地蔵願王菩薩さまの前に甘茶をたたえた水盤,その中央に誕生仏が配置されていました。

参加者もいつものお焼香ではなく,甘茶を小さな柄杓ですくいこれまた小さなお釈迦さまにおかけてお祈りします。

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 (ちゃんと天上天下を指さしてますね。)

コロナ感染対策で窓を全開にした本堂に7時過ぎから皆さん集り始められ,先月までは30名以上の方が集っていた第一週ですが半数位の参加者となり,適度な間隔で坐禅ができました。

読経のあとに坐禅を一炷,それから降誕会に際して泰裕ご住職から「命のありがたさ」「祈り」についてのご法話がありました。 法話ののちに,甘茶の呈茶がありました。

アマチャヅルが有名なので甘茶はそれを煎じたものと思ってましたが,あまちゃというガクアジサイ科の植物でアマチャヅルとは全く関係ない日本古来の生薬だそうです。

私は花祭りとしてどこかのお寺で甘茶をかけるのは経験したことあったと思いますが,飲めるものとは知らず,飲んだのも生まれて初めてでしたが癖がなくほんのり甘いものでした。

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通常の第1週坐禅会であれば,読経坐禅のあと別室に移動してお抹茶,お菓子を頂きながら参加者の皆さんとの懇親がなされるのですが,昨今のご時世では坐禅会を続けていただけるだけでも有難く宝樹院さんには感謝申し上げる次第です。(Ym)