禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

宝樹院だより(2)

佐倉の古刹,宝樹院坐禅会に昨年の6月から参加させていただき,ちょうど1年が過ぎようとしております。

 

前回の「宝樹院だより1」を書いたのがほぼ2か月前。 それ以降も宝樹院さんではコロナ対策をしたうえで,毎週日曜の坐禅会を続けておられましたが,Ymの勤務関連で,当分の間は坐禅会参加を自粛させていただいておりました。

 

毎週日曜になると「あー今頃,宝樹院では・・・」と考えること度々であったのですが,たまたま3月の坐禅会の際にお経を覚えようと宝樹院のご住職副住職の読経をスマホに録音させていただいたのが功を奏しました。

 

特にGW前後の有り余る時間の中,毎朝のルーチンとして,その音声データを聞きながら,以前ご紹介させていただいたマイ仏棚に向って宝樹院坐禅会の様式で毎日,開経偈,般若心経,坐禅一柱,坐禅和讃,四弘誓願五体投地を行っておりました。

 

そうして二か月がたちました。

ようやく千葉市のコロナ新規患者はほぼいなくなり,町にも活気が戻ってきつつあります。

 

私も宝樹院坐禅会にどのタイミングで再参加しはじめようか悩んでおりましたが,泰惇和尚さまにご相談したところ,「是非いらっしゃってくださいませ」との温かいお言葉をいただき,併せて「6/7は7時から梅取り作務予定」であることお知らせいただきました。

 

常連の皆さんより少し遅めについてしまいましたが,毎年恒例の梅取りにも初参加できました。

昨夜の雨のせいで,作務に参加している方々もまるで雨に打たれたかのような寝れ具合でしたが立派な梅の実が大盥2つぶんも収穫できました。

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そして2か月ぶりの坐禅会。

ZOOM,ユーチューブとこの数か月はオンラインでのPC画面に支えられ,いつも以上に坐禅し,読経する回数も増えた2か月ではありましたが,あらためて宝樹院に参詣し,季節の樹木,優しい菩薩様のお姿,神聖な空間の緊張感,堂内に響く読経の声,おりん・木魚の音など,,,今までは当たり前だったこと一つ一つがすべて有難く愛おしいものと思われてなりませんでした。

 

余談ですが,,,,

龍雲寺オンライン坐禅会の紹介などの件で細川和尚さまに連絡を取らせていただいたところ,このブログを見ていただいたそうで「宝樹院の和尚さまにはお世話になっております。素晴らしい方ですね。新命さまも。」とのコメントいただきました。 

そのことを泰惇和尚さまにお伝えしたら,臨済宗の「禅を聴く会」などで年に数回はご一緒するとのことで懇意になさっていらっしゃるようです。尊敬する二人の和尚さまに交流があることはなんとなく嬉しかったので付記させていただきました。