禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

禅修行の階梯を考える(8)「禅と茶の集い」便り(190)

関東ではソメイヨシノ開花宣言がありましたが花冷えのする3月末の禅茶の集いでした。
第4週なのでワークショップですが、まずは一柱香の坐禅より開始です。
 
今週は坐禅中の脳内の状態についての説明でした。
「一次体性感覚野」「頭頂連合野」「大脳辺縁系」「島皮質」といった医学用語も交えながらの図式されての説明でした。
太田先生は坐禅を「普段とは違う脳の使い方のトレーニング」としても捉えていらっしゃり、脳生理学より具体的な説明で「二念を継がず」を解釈して下さりとてもよく理解できました。
言葉を変えると「無に至る知覚遮断の技法修得」が第一段階だとわかりました。
確かに息を数えても、呼吸に集中しても雑念が出やすいのですが、太田先生の言われる体性感覚を利用すると比較的初学者でも集中した「断」の状態を会得しやすいと思いました。
みなで調息山1合目(https://zencha.hatenablog.com/entry/15206559)を改めて実習して味わいました。
 
あっという間に終わりの時間となってしましましたが、まだ聞き足りないメンバーにお付き合いいただき千葉駅近くのカフェでカフェラテをいただきながらフリートークが続くといった状況でした。
 
来週は年度末なので6時から総会予定で、今年度の報告と次年度の計画など協議となります。
そして再来週は房総道場の摂心が開催中のため、次回の禅と茶の集いは4月の第二金曜4/13となります。
偶数月の第二週は7時スタートで坐禅を2柱香するのですが、間に坐骨体操などまたやりましょうと声掛けしてます。
皆さんのご参加をお待ちしてます。(Y)