禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

禅と歴史形成「禅と茶の集い」便り(189)

三寒四温で気温が乱高下した今週ですが今日も茶室一杯の会員での輪読会からスタートです。
 
『禅と対話する』の「禅と歴史形成」の章を読みました。
この章は社会学者の野沢教授と、白田老師との議論なのですが、片や社会科学者、片や宗教家の立場からの発言なので議論がかみ合っていないような・・
司会の島津先生が間に入って質問をするのですが「禅を一人だけが極めてるんじゃなくて、たくさんの人が極めて、そのたくさんの人によって構成される社会があった場合」という想定で質問を継ぎ足すのですが困り顔の白田老師が見えるような気がしました。
輪読会メンバーからもいろんなキーワード、解釈をめぐって仏教や、歴史観などなど大いに議論が盛り上がりました。
 
そうした中、粛々と栗田さんが呈茶してくださりました。
ちょうど古参メンバーの大友さんのご命日ということで「夢」の軸をかけ、レンギョウの花を添え皆で追悼させていただきました。
 
座談後は東上床さんに助警をしていただき一柱香しっかりと坐禅できました。
警策を受けると、まるで「頑張れよ!」って無言の励ましがじんわりと背中から全身に伝わってくるようです。
帰路は一段と気温が冷え込む中、来週の再開を声かけながら散会しました。
 
来週は第4週なので6時から一柱香の坐禅、そして太田ワークショップ予定です。
禅と茶の集いは毎週どなたも大歓迎です。
ちょっと見学したいな、、、でもOKですよ~♪(Ym)