禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

坐禅ワークショップ 「禅と茶の集い」だより(129)

今週も太陽を見ることはできない日が続いています。
日差しが恋しいですね。
 
今日(23日)は、午後7時からの坐禅(座禅・静座)で始まりました。
この時点で12名が坐っていました。
最近はリピーターの方が増え10人以上で坐ることが多くなりました。
なかなか緊張感があっていい坐禅の時間でした。
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45分の坐禅の後は、太田先生による坐禅のワークショップです。
 
これは、もう数年以上続いています。
毎月の第4週の参加者が多いのはこのワークショップを楽しみにしている人が多いからです。
 
今日は、ここ2~3か月にやった実践の復習でした。
 
禅では姿勢と呼吸を大切にします。
自分の呼吸に集中して雑念を消すのがねらいです。
普通は自分の息を数えることに集中しますが、これだけではなかなか三昧には入れないこともあるので、ワークショップでは体の感覚を利用して雑念を消すことにトライしています。
 
鼻からの空気の出入りを意識してみようということで、今日はマスクが用意されていました。
マスクをするといやでも空気の流れがわかります。
 
太田先生は、風の感覚で連想を遮断するということを提案しています。

特に鼻のすぐ下にある水溝というツボと坐禅を組んだ手の親指の先に意識を集中してみました。
 
坐禅用心記』という本には、「心、若し散乱する時は、心を鼻端丹田に安んず」とあるそうです。
 
風の感覚とは少し違うかもしれませんが、古人もいろいろな工夫をしていたことがわかります。
 
ぜひ実践してみてください。
 
禅はいくら本を読んでもわかりません。
いわゆる畳の上の水練では実際の経験はできないし、日常生活で役に立つということもありません。
 
一度は経験してみたいなと思っている方は、自分一人でやらずに経験のある禅会に参加してみることをおすすめします。
 
ワークショップは、まさに一緒に体験することを目標にしているので近隣にお住まいの方は是非参加してみてください。
 
 
来週(30日)は、午後6時からの読書会から始まります。坐禅の時間は午後7時半くらいからです。
途中からの参加もできます。
 
お待ちしています。
 
 義存
 
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