禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」便り (348)

4月は年度初めの別れと出会いがあり職場の雰囲気も新風が吹き込んできてます。

禅と茶の集いは早くも3回目。

輪読会のテキストも読み進み「宗教の本性」p144「科学の生みだした苦悩」から始まります。

 

印象的な文章を引用させていただくと

『しかし21世紀を生きている私たちは、科学で証明できないことを信じろと言われても、そう簡単に信じることはできません。そういう意味では、科学が発達したことによって、これまで経験したことのない「不幸な時代」が到来したとも言えます。』

佐々木閑著 宗教の本性 第四講 私が宗教に向き合う時より一部引用)

 

これってアメリカの仏教ブームだったり,日本の新興宗教流行にもいきつく新たな社会不安であり,今こそが真の宗教や道徳が求められていることとも言えるような気がします。

 

日本でもアイヌ文化や琉球文化の死生観など一族で共通して信じるもののある豊かさに話が及んだり,私が参加したワットパクナムでのタイ仏教徒の幸せそうな布施行など話が持ち上がり参加者は3名と少なかったのですが坐禅の時間が短くなるほどでした。

輪読会の後は,少し短めの坐禅をして散会です。

 

次週は4週なので,18時から太田先生のワークショップ予定です。

見学,お試しも大歓迎ですのでお気軽にご参加ください。(Ym)