禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

春の鎌倉は花盛り 

昨日はお昼から鎌倉の鍼灸師匠宅にお招きいただいておりましたので,せっかく鎌倉に行くのならと早起きして円覚寺東慶寺にも参拝してまいりました。

 

鎌倉は千葉より暖かいのか,さくらも満開を過ぎたものもあり桜吹雪舞い散る中での参詣となりました。

 

円覚寺境内には余り桜はないようでしたが裏山には山桜やソメイヨシノなど白やピンクのさくらが一杯です。

また円覚寺山内の佛日庵では假屋崎省吾「桜をいける」フラワーデモも佛日庵で開催されいましたので足を止めたりもしてきました。

 

 

もちろんその前に本堂の宝冠釈迦如来と達磨様,無学祖元禅師を参詣し,片隅でしばしの坐禅もしてますよ。(^▽^)

 

昨年の参拝の際より人手も多く,マスクをしていない方もちらほらいて,2023年度となりコロナ禍も底を打ち少しづつ日常が戻りつつあるのを実感します。

 

最後に売店によって毎年恒例の干支の手ぬぐいを購入しようとしたのですが売り切れ!

諦めきれず宗務所まで引き戻って一枚でよいので残ってないか職員の方に縋りつくようにお願いました。

お忙しい中,お二方が探してくださったのですがやはり見つからず,すごすごと引き上げてきました。

 

と言うのも私はこの干支手ぬぐいとても大好きで,毎年パネルに入れて扁額のようにして自室に飾ってきたのです。

 

 

もう一年「恵風」を飾りなさいということなのでしょう。

 

円覚寺を出て東慶寺に行きますと拝観料がなくなっておりました。

その代わりかどうかわかりませんが境内はすべて撮影禁止となっておりました。

 

東慶寺を抜けて墓所に行き,釈宗演老師と鈴木大拙先生の墓参をしてまいりました。

 

        釈宗演老師 お墓

 

        鈴木大拙先生 お墓

 

たしか4月末のゴールデンウィーク頃に見ごろとなる著莪(しゃが)の花がすでに咲き始め道端や崖上などそこここにその仏めく可憐な薄紫の花を咲かせておりました。 (山下)

 

 紫の 斑の仏めく 著莪の花   高浜虚子