禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

禅修行の階梯を考える(1)「禅と茶の集い」便り(168)

祭日と房総道場のために久しぶりの禅と茶の集いは第4週ということで、太田先生のワークショップです。
まずは一柱香しっかりと座ったあと、輪になって坐って五合目の水溝(鼻と口の間にある縦に走っている溝)への繋意のチェックから始まりました。
みんなで鼻の下を伸ばしながら、繋意できてるか手鏡で覗いたりして確認です。

つぎにすすきケ原の掛軸を前にして七合目の「白骨の坐禅を味わう」のチェックもしております。
体性感覚のチェックの後は、太田先生から新しいテキストが配られました。
『アントニオ・ダマシオの「中核的自己」と「自伝的自己」および「情動」と「感情」の概念を使って、禅修行の意味と禅修行の階梯を考える』という非常に長ーーーいタイトルの副読教材ですが、ここでは「禅修行の階梯を考える」と約させていただきます。

今回の講義に先立ち、夢窓国師の「夢中問答」の中に書かれている三種の慈悲についての説明がなされました。
衆生の慈悲、法縁の慈悲、無縁の慈悲についての解説を聞きながらメンバーからも熱心な質疑応答がなされました。
新しい副教材を元にまた新しいお話が聞かせていただけると今後も期待しております。

来週は9月第1週のため6時から輪読会とお茶、そして一柱香の坐禅を予定しております。初めての方でも大歓迎ですのでご参集ください。(Y)
 
「禅と茶の集いブログ」https://blogs.yahoo.co.jp/zenntocha
 問い合わせ先 yfe53531@nifty.com