禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

第41回 禅体験教室④ 坐禅について「禅と茶の集い」だより(247)

令和初の禅体験教室も最終回となりました。


精神科医の太田先生から初学者向きに「自分探しの旅」というキーワードから坐禅についてのご講義がなされます。
混沌とした現代社会における坐禅の意義について、脳科学、精神医学、社会学各方面からの考察を交え、坐禅だけでなく視覚や聴覚のトレーニングの重要性についても話が拡がります。

太田先生の講義はいつものことながら徐々に熱を帯び、予定時間を延長してのお話となりました。
その後の質疑応答も、初参加の皆さんからだけでなく、いつもと違った切り口の講義に私も含め世話役の会員からの質問も相次ぎ結局、予定時間目一杯となってしまったほどです。

質問は「坐禅の向かってる方向性」「坐禅の魅力とは」「なぜキリスト教ではないのか」などなど多方面にわたり会場は熱気に包まれました。

これで第4回の禅体験教室はすべて終わりましたが、例年になく講師の皆さんが趣向を凝らしていただき、例年とは一味違った体験会となったと思いました。
次週からは通常の禅と茶のつどい定例会に戻りますが、体験会参加者の方々の継続参加が得られると嬉しい限りです。

来週7/5は第1金曜なので18時から輪読会、呈茶、坐禅の予定ですがちょっと早めに切り上げて、1週早めの懇親会を20時ころから企画しております。
今回の体験会の打ち上げと、新規入会者歓迎、それと暑気払いならぬ梅雨払いもかねて楽しく懇親したいと思います。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております(Y)