禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「調息山」登頂のためのガイドマップ(2)

⑤公案工夫を主とする臨済宗では、一生かかっても公案体系を踏破することが容易ではありません。そのためか顧みられることは少ないのですが、古来から鼻端・臍下丹田(「気海」)・足の土踏まず(「足心」)や踵(「失眠」)などに意を繋ぐことによって、禅定…

「調息山」登頂のためのガイドマップ(1)

「調息山」登頂のためのガイドマップ 太田東吾 Ver.3.6, 06 /2017 *これから述べますことは、全て私の体験・体得したものを根拠にしています。たとえ諸先輩方からの引用であっても、それを鵜呑みにせず、私の観点からみて吟味し取捨選択をしています。 私の…

「調息山」登頂のためのガイドマップ(5)

*これからマップに従って踏破して頂くのですが、ご自身の身体を通じて身体の持つ豊かな世界を感じられることに、興味を持たれることでしょう。そうなれば十合目とその別峰への到達までの時間もそれほどかからないでしょう。 以上のような体験によって、「情…

2月の言葉「つらい吹雪も辛抱が大事 いつか笑ふよ 庭の梅」

気が付くと近所でも梅の花がちらほらと咲き始めております。 今年は平成でももっとも強い寒波で、太平洋側でも氷点下の気温が珍しくなく本当に寒い冬です。 円覚寺のある北鎌倉でさえ氷点下6度まで下がったと先日伺ってきたところです。 円覚寺の公式カレン…

久しぶりの二柱香「禅と茶の集い」便り(185)

今月の第2週は二柱香の坐禅、久しぶりに気張って座ろうと思っていたのが遅刻という有様。 途中に坐骨体操をいれていただき、身体がほぐれたところで、少し短めの2回目の坐禅。 40周年記念祝賀会を間近に控え、21名の出席者とのことでなつかしい方にお…

釈尊の残した仏典「禅と茶の集い」便り(184)

明日は節分ですが、今朝から雪がちらつきうっすらと雪化粧の中、2月の禅と茶の集いスタートです。 さすがに今週は出足が遅く、私も30分以上遅れての参加となりそれから輪読開始となりました。 先々週から読み始めた白田貴郎先生著「禅と対話する」の「常…