禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」だより(109) 坐禅(座禅)ワークショップ

この度の熊本地震において亡くなられた方々に哀悼の意を表しますと共に、被災された方々に心よりのお見舞いを申し上げます。
少しでも早く平安な生活が戻りますよう、ご祈念致します。
 
4月22日の「禅と茶の集い」の参加者は12名。
初めて参加された方が、お一人でした。
 
19時からの1柱香の静坐(座禅、坐禅)の後、
月に一度の太田先生による坐禅ワークショップです。
 
 
掌(てのひら)の握り方の違いによる感覚の変化を体験。
 
強く握りしめた拳(グゥ)では
 強さ・正しさ を感じ、
 
その拳を開いた瞬間(パー)に感じる
 風の感覚≒解き放たれた楽しさ・ゆとり。
 
そして右手の親指と小指の先を合わせて作る、小三古印(しょうさんこいん)で感じる少し窮屈な感覚≒悲しさ~思い遣り。
 
掌の形が替わるだけで感覚そして意識が、瞬時にしかも跡を引くこともなく替わることを体験しました。
 
そのあとは、 歩行をしながらこの感覚を味わう練習です。
 
現実の生活では、苦しいこと・嫌なことを引きずりながら生活していることが多いのですが、坐禅を通じて少しでも味わって、使いこなして行きたいと思います。
 
来週4月29日の「禅と茶の集い」は、祭日のためお休みです。

次回は、5月6日(金)18:00からの読書会から始まります。
 
次にお茶を頂いて、19:30頃から静坐をします。
 
途中からの参加も大丈夫です。
 
お気軽にお越しください。
 
合掌 無端