禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

坐禅と姿勢 「禅と茶の集い」だより(160)

今日(9日)は禅体験教室の2回目『禅と姿勢』でした。
 
受講生は男性4名、女性4名の8名、スタッフの7名を加えて総勢15名でした。
講義の後、配列を静坐(坐禅)をするように向かい合う形に変えると、16畳の和室がちょうどいっぱいになりました。
 
始めに、登坂会長から今回の説明がありました。
坐禅(座禅)では、「調身・調息・調心」が大切です。
「調身」とは、先ず「身」を調えること。
すなわち、正しい姿勢をとることです。
次の「調息」とは、「息」すなわち「呼吸」を調えることです。
そして「調心」とは、「心」が調うことです。
坐禅をやっているとどうしても雑念がわき続けてくるときがあります。そういうとき私は、「調身」すなわち「正しい姿勢」を取って、自分の身体に「おい何とかしてくれよ」と任せるようにしています。
今回は『坐禅と姿勢』すなわち坐禅の基礎である『調身』についてです.
 
「背骨を心柱(*1)にして、重い頭(*2)を一番楽な場所(*3)に載せているか?」
頭に畳んだハンカチを載せ、上から2kg重程度の力で押してあげると、本人が自分の感覚として確認できる。
 
*1:心柱 五重塔(スカイツリー)の中心の柱 (≠大黒柱)
 骨盤を立てる 背骨の本来のS字をキープ
*2:重い頭 ボーリングの玉ぐらいの重さ 意外に傾いていることが多い
*3:一番楽な場所 下半身の安定 上半身の脱力 (=坐る三角錐)  
 
1.姿勢とは
2.姿勢の種類
3.座位の特徴
4.正しい姿勢
5.正しい坐禅の姿勢・坐禅と姿勢
 
今までおぼろげに感じていたことを明快に説明していただき、スッキリしました。
姿勢などについて、これからも専門家(医療関係者等)からの解説が楽しみです。
今回の講義と実習の内容は、機会を見てこのブログなどでも紹介してみたいと思いました。
合掌 惟然 拝
 

来週16日は「禅と」です。
抹茶とお菓子も出ます。お楽しみに。
 
定員に少し余裕があるので、来週からの参加も歓迎します。
お待ちしています。(Y)
 
「禅と茶の集い」について詳しくは、コチラ
 問い合わせ先 yfe53531@nifty.com