禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

雑学の楽しさ 「禅と茶の集い」だより(131)

今日(7日)は、6時からの読書会で始まりました。
 
「禅マインド・ビギナーズマインド」の続きです。
今日は「禅と興奮」といところを読みました。
 
 私たちは一定の方法を続ける、ということが必要です。禅は何か気晴らしの興奮ではなく、毎日のやるべきことに対して、集中することです。あまりに忙しかったり、またあまりに興奮したりしていると心が荒れてきます。
(中略)
 興奮したり、変化に目を奪われたり、忙しさに埋没してしまうと、自分自身を見失ってしまいます。心が落ち着いていて一定であれば、たとえ騒がしい世界の真ん中にいたとしても静かで安定していることができます
 
これが目標ですね。
 
禅と茶の集いや房総坐禅道場に初めて来た人がしばしば、「こんなところがあったなんて知らなかった。
これこそ私が求めていたところです」とちょっと興奮気味に語ることがあります。
 
正直な気持ちを語ってくれたのでしょう。
こちらもうれしくなります。
たぶん少し気分が高揚しているのかもしれません。
でも一時の気持ちだけではなかなか坐禅は続きません。
 
まあ、落ち着いて少し続けて来てみてください、と声をかけてお別れするのですが、リピーターになる人はそれほど多くはないのが現状です。
 
それでも、自分と静かに向き合うきっかけとなってくれればいいと思います。
数年後にまた思い出して来てくれればいいと思います。
 
 
次はお茶の時間です。
 
今日は森本さんのお点前でした。
お菓子は京都物産展でたまたま見つけたというとてもバラエティにとんだものでした。
どれもこれも食べてみたいというものばかりでしたが、もちろん一人一つずつです。
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森本さんがたまたまテレビで見た岡倉天心の話を提供してくれました。
そこから話は広がり、シーボルト司馬遼太郎聖徳太子・・・、歴史認識の話からシリアの内戦をどうやって終結させるのかという話まで、それぞれの人が得意な分野が違うのでなかなか楽しい話になりました。
 
かなり広い知識を持った人が多くいるのに改めて驚かされました。
専門知識も大切ですが、一般教養も大切です。
雑学も大切です。
何しろ楽しいし、世界観が広がります。
 
この後は気分を切り替えてしっかり坐禅をしました。
 
 
来週(10月14日)は、会場のコミュニティセンターが使えませんので会はお休みとなりますのでご注意ください。
 
次回は、10月21日です。
 
 義存
 

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