禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

正しい努力 「禅と茶の集い」だより(132)

今日(21日)は、久しぶりに秋晴れのさわやかな一日になりました。
 
禅と茶の集いは、6時からの読書会で始まりました。
 
「禅マインド・ビギナーズマインド」の続きです。
今日は「正しい努力」というところを読みました。
 
内容はかなり高度なレベルのことを言っているような気がします。
気がしますというのは、私自身がそこまで至っていないからです。
 
本文から少し抜粋します。
 
なにかを行うとき、その「何か」を達成したいと思います。つまりは結果に執着します。
なにかを達成するために特別に努力しようとすると、余分な性質、過剰な要素が加わってしまいます。余計なものは除かなければなりません。
 
曹洞宗の老師の言葉ですから、「ひたすら坐禅をすること」を説いています。
最終的には坐禅をして得るものは何もないということなのでしょうが、中には誤解されるのではないかと思われる表現もあり、気をつけて読まなければいけない章だと思います。
 
最初は、興味本位で坐禅を体験してみてもいいし、気持ちを安定させたいとか仕事での集中力をつけたいと思って坐禅を始めてみてもいいと思います。
 
坐禅をするときは、ただ坐禅をします」と言われても、なんだ当たり前なんじゃないかと思いますが、この妙味がわかるのは大変な気がします。
 
 
難しい話はさておいて、先週の房総坐禅道場の体験教室に初めて参加されたOさんから感想が聞けました。
 
県道から道場に向かって道を入った時、この先に本当に坐禅道場があるのかと思ったそうです。
ホームページにも写真付きで紹介していますが、道場はかなり通りから離れたところにあります。
 
その分豊かな自然環境の中で静かに坐禅をすることができます。
 
坐禅をしなくても、杉木立の中を静かに歩くだけで気分が変わります。
 
Oさんも大変気に入ったとのことで、久しぶりに俳句や短歌を詠みたくなったそうです。
 
 <禅堂の身にしむるなん静けさや 我が心根に安寧をとう>
 
お茶の時間も楽しく歓談し、そのあとは45分の坐禅をしました。
 
ここのところ、何人かの方が続けて来ています。
 
来週(28日)は7時から45分の坐禅。そのあとは、太田先生による坐禅ワークショップです。
途中からの参加もできます。
 
お待ちしています。
 
 義存
 
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