禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」だより(1) はじめての人(新到者)への対応は親切に

今日2013年10月25日(金)は、第4週なので7時から6階で例会が開催されました。
参加者は、初めて来た方を入れて8名でした。
いつものように、受付に部屋の鍵を借りに行くと、「坐禅(座禅)の会をさがしている人が来ていますよ」と言われ、あわてて6階の和室へ。
坐禅のための座布団などを用意していると、7時ちょうどに女性が尋ねてきました。
「あのぅ、私、坐禅は初めてなんですけど、見学させてくれませんか?」
「えっ、見学ですか。坐禅は見ただけじゃ分からないと思いますよ。
坐り方は教えますから、一緒にやってみてください」
「えっ? いきなりやるんですか?」

ここで3ヶ月前から、当会に来て坐禅を始めた高野さんが助け舟を出してくれた。
「私も、始めたばかりですけど、坐禅はやってみないと分からないですよ。
やってもまだ良く分からないですけど」
ということで、Nさんも覚悟を決めて坐禅することに。

坐り方を教えて、一言。坐禅はあくまでも自分でやろうという意志がないと続かないんですけど、せっかくご縁があったのですから、少しでも続けてみてから、判断してください。

一緒に禅堂(単なる和室ですが)に入り、坐禅開始。足があまりにも痛くなったら、合掌して足をくずしてもいいですよと言ってはおいたものの、皆がピクリとも動かないので痛くても足をくずせない様子。
助警として回るときに、小声で、今一回り回ってきますから、その間は足を楽にしていていいですよ、とささやいた。
Nさんは、ほっとしたように足をくずした。(やさしすぎかな?)
一炷香目は終了。
二炷香目は、太田先生のワークショップ的な禅の話と坐禅

会が終わって、帰り際にみんながいろいろなことを言い出した。
「まあ、最初は我慢大会だな、わっはっは」
「来週は6時から5階の和室ですからどうぞ来てください」
「この会長は、もう50年坐禅をやっているんですよ」
僕は、「いやー、ヨガをやっていただけあって、初めてとは思えないほど姿勢が良かったですよ」と少し大げさな感想を一言。
会員の皆が、来週もNさんが来てくれることを祈っています。
禅と茶の集いに興味のある方は、ちょっと前のブログに会の紹介記事がありますから、ご覧になってください。

義存