禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」だより(2) 「ニッポンの伝統芸能」を読む 掛け軸は「不要参禅亦適禅」

今日2013年11月1日(金)は、第1週なので6時からコミュニティセンターの5階和室で例会が開催されました。
参加者は7名でした。
 
第1週と3週は、読書会から始まります。
今輪読している本は、齋藤孝著の「こんなに面白かったニッポンの伝統芸能」です。
この前に読んだ本は、「禅と茶道」や「禅的生活」だったので、少しやわらかい本を読もうということでこの本を選びました。
取り上げられている項目は、「茶の湯」「歌舞伎」「能」「俳句」そして、最後がなんと「禅」なのです。
「禅」は伝統芸能なの? 
という疑問がまずわきますが、まあ読んでみようじゃないかということで読み始めました。
 
今日は「歌舞伎」についてです。
「古きよき日本人の身体性を見ようと思えば、歌舞伎は最適である」とか「心がピシッとしていなければ、勧進帳に登場する弁慶の『飛び六方』のような動きはできない」などの話や女形のことが書かれた章を読みました。なるほど、そういうことだったのかと思うエピソードもありました。次回以降もしばらくはこの本を読みます。
 
さて、6時半からはお茶の時間です。
今日は森本さんの担当。
会が始まる1時間前から一人で黙々と準備をしていてくれたようです。
お茶の係りの人にはいつも頭が下がります。
 
掛け軸は、
「不要参禅亦適禅」
 詩書画酒自由仙 若知容老*神術 何怪壷中別有天
             *は|(たてぼう)に頣。         宗演草
 
 草書で書かれているので、解説がないと、飛び飛び字を拾っていくだけで、残念ながら誰も全部は読めません。
以前、書禅をやっているYさんが来ていた時はかなり読んでもらえたのですが・・・。
解説はできません。
ある人は、酒自由のところだけ読んでいました(笑)
 
お菓子は、利休饅頭と吹雪。
花は尾山さんが持ってきてくれた山茶花でした。
 
途中から、栗田さんが久しぶりに顔を見せてくれ、話は石巻区画整理事業のことや印西町の新たな都市計画事業のことへ。
茶席で話すのはちょっと?なのですが、まあいつもこんな感じになります。
 
7時半からは静坐。
先週初めて来てくれたNさんがお見えにならなかったのがちょっと残念です。
また、思い出した頃にでも来てくれるといいのですが。
 
義存