禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」だより(26) 対象物になり切る

今日(2014年5月16日)もとても暖かく、街では半そでで歩いている人も見かけました。
一方北海道で雪が降っている映像もニュースで見ました。
日本の面積はそんなに広くはないかもしれませんが、南北にも東西にもかなり長いということを感じました。


まず読書会では齋藤孝著の「こんなに面白かったニッポンの伝統芸能」の続きです。

   「オレが、オレが」という主張する自我を捨て、対象物に同化して いく姿勢をとること。これが俳句の極意である。
   「松の事は松に習へ、竹の事は竹に習へ」という芭蕉の言葉は「私意を離れよ」
 
   ということだ。
 
   物と我が二つでは、作意が表に出すぎる。物と我が一つにならなくてはいけな
 
   い。自我と離れ自然と一体化するという意味では禅に通じている。
 


いつも私がコメントするようなことをそのまま言ってくれています。

今日で、俳句の章はおしまいです。

次週からのテーマは「禅」。

さて、齋藤孝さんは、どういう切り口で禅を語ってくれるのでしょうか。


今日のお茶は、栗田さんのお点前でした。

掛け軸は、先々週と同じ釈宗演老師の「独坐大雄峰」。

(意味については先週のブログをご覧ください。)


お菓子は、山田屋まんじゅう。

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花は、尾山さんが持ってきてくれた芍薬(しゃくやく)。

ボリューム感たっぷりです

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お茶の時間では話がかなりそれて(これがあるから面白い)、

 

スマホが生活の中にかなり浸透しつつあることについて議論のようなことになってしまいました。

長くなるので別の日にブログで紹介します。
 


 
さて、HPのニュースではもう紹介していますが、初心者向けの「禅体験セミナーが」2014年5月30日(金)から6月20日(金)まで、毎週全4回で開催されます。
全4回で体系的な禅の話を聴くことができ、お茶も味わうことが出来るまたとない機会ですから、ぜひご参加ください。
 


 
この後は、一炷香の静坐(坐禅・座禅)。
今日は比較的ベテラン組の参加が多かったこともあり、いつもにも増してしっかり坐りました。
 
次回は2014年5月23日(金)、午後7時から5階和室です。
8時からは、太田先生の座禅のワークショップがあります。

どうぞおいでください。お待ちしています。

 
義存 合掌