禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」だより(22) ベトナムと日本の架け橋に

先週は会員の多くが房総坐禅(座禅)道場の摂心に参加していたのでお休みでした。 
ここのところ暖かい日が続いていたのですが、今日の千葉は冷たい雨。 
その中、参加者は14名でした。
 
今日初めて禅と茶の集いに来てくれたフォンさんを紹介します。 
フォンさんは千葉大学の大学院にこの春までベトナム人留学生として在籍していました。 
千葉大学坐禅(座禅)と出会い、学友と一緒に坐禅を始め、その後房総坐禅道場で本格的に坐禅の修業に打ち込んでいます。 
禅との出会いや修行を始めるに当たって、年齢性別は関係ないと何回かこのブログでも書いたことがありますが、もちろん国籍も関係ありません。 
要はその人の「道を求める気持ち」です。
 
フォンさんの坐禅の姿勢はとても素晴らしく、その姿からも真剣に坐禅に取り組んでいるということが感じられます。 
今は企業に就職し、今後はベトナムと日本を行き来しながら仕事も坐禅も続けるそうです。
本人曰く、これからもいろいろな意味でベトナムと日本の架け橋になりたいとのことで、頼もしい限りです。 
フォンさんのような人が来てくれると、こちらも良い刺激を受けて、
しっかり坐っていこうという気持ちになります。
 
禅と茶の集いでは、いきなり「道を求める気持ち」までは求めてはいませんので、禅にちょっと興味がある方は、ぜひお越しください。
 
さて、読書会は齋藤孝著の「こんなに面白かったニッポンの伝統芸能」の続きです。
 
テーマは引き続いて「俳句」です。 
今日の話の中で、これは面白いと思ったのは、【携帯俳句】という言葉です。
 
旅先で友人に写メールを送ることがあれば、それに「○○や~」と一句添えてみてはどうか、写真に情感が加われば、それで一つの作品になる。
 
というところでした。なるほど、皆さんもやってみませんか。
私も挑戦してみようかと思いました。
 
お茶は高貫さんのお点前でした。  
お菓子は、両口屋の「里わか葉」。

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14人の参加者があると、8畳の茶室はほぼ満席になります。
 
この後は、いつものとおり、1炷香(45分)坐りました。
 
次回は2014年4月25日(金)、午後7時から5階の和室です。
 
午後8時からは、太田先生(精神科医)による坐禅のワークショップがあります。 
どうぞおいでください。お待ちしています。
 
義存 合掌