禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

風を感じる 「禅と茶の集い」だより(107)

今日(3月25日)は少し寒さが戻ったような日でしたが、それでも日差しは暖かく感じられました。
 
会場のコミュニティセンターに着くと、連絡のあったOさんがロビーで待っていました。
 
大きなビルの中に広い和室と茶室があり茶室にの前には待合があることにもびっくりしてしたようでした。
 
房総道場の日曜座禅会に2,3回来ている方なので知り合いもいてさっそく皆と一緒に坐禅をしてもらうことにしました。
 
道場と同じような自然環境ではないものの、JR千葉駅からも近くモノレールの駅とは隣接しているビルの中に坐禅やお茶のできるスペースがあることは大変ありがたいことです。
 
坐禅の時間の後は、太田先生による坐禅ワークショップです。
 
今日は、歩行の実践を通じて体の感覚を利用するということがテーマでした。
 
初めに、普通に歩いてみました。
 
次に、かかとから着地することを意識して、言わば軍隊の行進のような歩き方をしました。
ここではかかとが着地する瞬間の感覚を利用することによって雑念を消すことを各自で実践してみました。
 
その次は歩いている時に手で風を感じてみようということで、手を握ったり手のひらを前に向けたりして歩きました。
 
普通に歩いている時も手のひらに風を感じることを意識して歩くと一味違った歩行になります。
 
私が風を感じるのは自転車に乗っている時です。
もちろん手ではなく頬に風をかんじるのですが、歩いている時よりも一層季節を感じることができます。
 
ランニングを趣味としている人もきっとこの感じが心地よいのではないかと思います。
 
町では、スマホを見て歩いている人を見かけますが、これは危ないしかなり人に迷惑をかけています。
 
オイオイ、君の世界はスマホの中にしかないのかい? 
と言いたくなります。
 
手にも頬にも風を感じて歩いてみましょう。
 
これからは、絶好の季節です。
 
 
来週4月1日の禅と茶の集いは、6時から一柱香(45分)の坐禅をして7時からは、新年度の総会となります。
  
また、4月8日の禅と茶の集いは、房総道場で摂心があるためお休みとなります。
 
ブログもお休みになりますが、できれば房総道場でお目にかかりましょう。
 
義存