禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

禅と茶の集い便り (23)  今日もベトナムからのお客様が

ここ数日は暖かい日が続きとても過ごしやすくなりました。
気候のせいだけでもないでしょうが、禅と茶の集いにも新しい方が毎週のように見えます。
 
先週、ベトナムからの留学生のフォンさんを紹介しましたが、今日は彼の後輩が顔を見せてくれました。 
やはり千葉大の経済学部に留学している、キー(KY)さんです。 
千葉大の禅の会に所属し、坐禅(座禅)を続けています。
 
今日は第4週なので、まず一炷香の坐禅をして、その後8時から太田先生のワークショップでした。
 
そのワークショップのときにちょっとしたプリントを輪読したのですが、こう言ったら返って失礼かもしれませんが、キー(KY)さんは何の苦もなく日本語の文章を読んでいました。
日本語検定1級だそうです。
たまたま私は外国の人との付き合いが多くそのレベルを知っていますが、これはかなりのレベルです。英語検定1級の難しさと同じです。
 
今日の大田先生の話は初めての人には、少し難しかったかもしれません。 
道元禅師の目横鼻直(がんのうびちょく)は、有名な禅語ですが・・・。」と言われても、初めて来た人にはなんのことかさっぱり分からなかったでしよう。
きょとんとした顔をしている人がいたので、「先生、ちょっと待ってください。そういわれても、どんな字を書くのかさえ皆分かっていませんよ」と、私が話を止めて、少し解説をしてもらいました。
 
解説と言っても、目は横についていて、鼻は縦についているというだけで、ただ当たり前のことが、当たり前にあるだけなので、それ以上のことは解説のしようもないわけですが・・・。
 
道元禅師が中国から帰国して、禅の何たるかを語ったときの言葉です。
その言葉を聴いたときの当時の人たちの中にも、きょとんとした顔をした人がたくさんいたのではないかと勝手に想像してしまいました。 
これ以上書いてもまた、わけが分からなくなるのでやめます。
私自身も味わいつくせない言葉です。
 
キー(KY)さんの外にも、今年になって坐禅を始めた人が職場の同僚を連れてきてくれるなど、少しずつ輪が広がっているのを感じます。
 
来週2014年5月2日は連休のど真ん中ですが、禅と茶の集いはあります。
第1週なので、6時から5階の和室。おいしいお茶が味わえます。 
どうぞお越しください。待ちしています。
 
義存 合掌