禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」だより(8)  今年最後の例会

今日2013年12月27日(金)は、今年最後の例会です。
第4週なので午後7時からコミュニティセンターの6階和室で坐りました。
会長ほか何人かの方が家族旅行などで参加できなかったので参加者は8名でした。
 
でも、もう何年ぶりか忘れるくらい久しぶりに沖野さんが顔を見せてくださり、房総坐禅道場長の光永さんも参加してくださったので、いつもとは一味違う静坐会になりました。
 
沖野さんは、この会に入ったことがきっかけで、房総道場にも行くようになり、入門して見性した人です。
思い起こすと、この会がきっかけで房総道場に行き入門してずっと修行を続けている人が十二・三人います。

とても素晴らしいと思うのは、私も含めたその人達が誰も坐禅をやめていないことです。
残念ながら修行を途中でやめてしまう人もいますが、この「禅と茶の集い」の参加者は、一週間に一度顔を合わせてきたからでしょうか、やめてしまった人は誰もいません。
道場で摂心があるときなどは、心を一つにして参加できます(摂心のときは会はお休みです)。
心がくじけそうになったときでも、いつも顔を合わせている道友がいると大変励みになります。

正直、私も何回かそのようなときがありました。仕事や家庭の事情でくたくたになっているとき、今度の摂心は参加できるかなあ(要するにさぼっちゃおうかなということ)と思い、楽なほうへと気持ちは揺れるのですが、「忙しそうだけど何曜日は来られるの?」と聞かれると、思わず○曜日は必ず行くというふうに答えてしまいます。言った以上それは守らなければなりません。
こうやって細々とでも坐禅を続けてこられたのです。

坐禅を続けていく秘訣の一つは、仲間がいることかもしれません。

今日は、入門した人の話が多くなってしまいましたが、会員の鶴岡さんのように入門せずとも坐禅を三十年以上一日も欠かさず続けている人もいます。
このような人がいることも「禅と茶の集い」のいいところです。
そのような人が坐禅をしている姿にどれだけ励まされたことか。ただただ合掌するのみです。

来年もまた、しっかり坐り続けていきます。
金曜日の夜は、どうぞ千葉中央コミュニティセンターの「禅と茶の集い」
へお越しください。

それでは、皆さん良いお年をお迎えください。

義存 合掌