禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」だより(9)  1627って?

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
  
今日(2014年1月10日)は、今年初めての例会です。
例年は初日が第1週となることが多いので、初釜でお茶をいただくことが慣例となっていましたが、今日は第2週に当たったので2炷香の静座(座禅)でした。
 
静座をする用意を整えて、到着帳(会に来たときに自分の名前を書くノート)に日付を書き、今日は通算何回目かと前回の回数を見ると、1626の数字。
 今日は1627回目です。
  
「禅と茶の集い」は、市民サークルとして35年間ほとんど毎週欠かさず開催されてきました。手前味噌ながら、よく続いてきたものです。
 
会を設立し、ずっと支えてきてくださった内田ふき(緝煕庵老禅子)先生をはじめ、多くの先輩方の顔が浮かびました。
 
時には、8畳の茶室にはとても入りきれないほどの人が来て、お茶も一人ではとてもまかなうことができないので、二人点前という方法を工夫したこともあります。(私はお茶を頂くだけでしたが)
 
また、仕事や家庭の事情で多くの人が来られないときは、2~3人で会を支えてきたこともあります。
 
かく言う私も、職場の目の前にコミュニティセンター(*)がありながら、忙しくて来られないときもありました。
時にはお茶の時間だけ仕事を中断して一服いただいて、また仕事に戻ることも。
そんな時のお茶がおいしかったことは言うまでもありません。
どれほど救われたことでしょうか。
 
 回数だけ重ねればいいというものではありませんが、「禅と茶の集い」は来週以降も確実に開催されます。
金曜日の夜は、千葉中央コミュニティセンターの茶室・和室にどうぞおいでください。
お待ちしています。
 
会が終わっての帰り道。電車を降りて駅から寒風の中を歩きました。
 
いつもならコートのポケットに手を入れて、ともすると背中を丸めがちになって歩いてしまうのですが、今日は2炷香坐った余韻が体の中にしみ込んでいるからでしょうか、背筋をピンと伸ばしあごを引いて爽快な気分で家まで歩くことができました。
 
義存