禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」便り(271)

令和2年1月17日

記録者・栗田和夫

1.はじめに

 

明けましておめでとうございます。

 

令和で初めての良い新年を迎えました。 新年を迎えたといっても、今日は、某市での都市計画審議会(小生、会長代行)があり、まちづくりの何たるかを語ってきたところです。 とまあ、新年早々に忙しきことには、変わるところがあまりないようです。

 

2.読書の時間   

さてさて私にとっては、誠に久方ぶりの読書会で、本日のお題は、「般若心経に盛られたエッセンス」であるが、小生も親父とお袋の月命日には毎回となえているが、「色即是空 空即是色」なんともとなえやすいのである。

しかし、日本の仏教教団においてであるが、浄土真宗日蓮宗においては「般若心経」を唱えない。いわば「念仏」と「題目」が「般若心経」の役割を果たしているといってもいいのかもしれない、というのである。

 

次に「日本で仏教を生きつづけさせたもの」のページでは、日本人の先祖崇拝について、私も同様であるが、遺骨信仰と相まって、いきているものたちを見守ってくれているように思えてならないのである。まさにこれが、日本的仏教の特質なのである。そしてこの章の最後として「ブッダの苦しいみの体験は引きつがれたか」については、ブッダの真の教えが、わが日本に、北伝仏教として伝わったのだろうか。

南伝仏教との距離的なハンディはなかったのか。どうもこの頃、違うのではないかとも思えるのである。まさに遠く離れた東端「島国」ゆえのものかもしれない。 ということで、第四章を終えることとなりました。  

 

3.呈茶から  

本日の呈茶は、いわば「初釜」であります。 ちょうど、審議会の帰り、成田駅前には、美味しい饅頭を売っているお店があり、皆さんに食べてもらおうと、立ち寄ってみました。このお店は、「黒平まんじゅう本舗」で、成田さん新勝寺の参道入り口にあります。

f:id:nflight2014:20200122211043j:plain

このまんじゅうは、昔ながらのセイロ蒸しで、しっとりしたもちもち食感と黒糖の香ばしさが抜群です。

私は、審議会の帰りには、必ず、寄ることにしておったのですが、なんと、千葉ペリエ店にもあると知り、食べたいときはいつでも食べれそうなので、嬉しいやらがっかりやら?

f:id:nflight2014:20200122211314j:plain

さて、本日は、「初釜」にちなみ、茶掛けは「松樹千年の翠」で、我が団地にある常盤色の松を添えてみました。

f:id:nflight2014:20200122211255j:plain

また、水刺しにも松をあしらえ、一年を通じて豊かなる緑を保つ松にあやかる健康な一年を祈念した「初釜」としました。  

なお本日のお客さんは8名でした。

 

4.おわりに  

子年は干支の第一走者です。一年の始まりとして、今年も、私にとっては「酒は鬼門」でありまして、外では「酒は飲まない」と公言し、健康第一に、精進していきたいと思っております。  

しかしなんでこんなにも、バタバタと忙しいのか、正月早々から、スケジュールびっしり、さて、何を、切っていこおうか?なかなか、今年も、やめられそうにない。  

 

さて、来週は、太田先生のいつものワークショップがあります。新年早々の行事となりますが、皆様のご出席宜しくお願い致します。   以上